年金生活になり給与収入がなくなると、貯金等の資産を取り崩していくステージに入ります。公的年金を補うために資産を取り崩していくと、遅かれ早かれ底をついてしまいます。

◆少しでも手持ちのお金を減らさないようにするのが年金世帯の鉄則

老後のお金との付き合い方で大事な点については以下の3つがポイントとなります。

1. 安全性重視でお金を増やす

◆1. 安全性重視!身近な金融機関である銀行でお金を増やす方法

余裕資金がない人は少しでも金利の高い定期預金を扱っている銀行に預けるなどの工夫をしてみましょう。ネット銀行が扱っている定期預金や地方銀行のネット支店などでは比較的金利の高いものを取り扱っていることがあります。

◇普通預金の高い銀行での金利はどれくらい?

例えば、100万円を1年間メガバンクに預けた場合、100万円×0.001%=10円(税引後8円)利息が付くことになりますが、同じ100万円をネット銀行に預けると、2000円(税引後1600円※)の利息が付きます。同じ100万円ですが、預け先によって1年間につく利息がおよそ1600円もの違いがあります。

資金に余裕がある人は、投資信託を買ってみるという手もあります。この場合は安全性重視のバランス型投資信託などが候補に挙がるでしょう。

リスク性の高い投資商品を購入するのは投資期間が短い年金生活者には大きなリスクをともないます。投資期間が十分ある若い世代の人は、損失をリカバリーする時間がありますが、年金世帯は大きなリスクを取らないほうが賢明でしょう。

※復興特別税は考慮せず

◆2. 無駄な出費をなくす!ATM手数料や振込手数料は節約

手数料については1回の引き出しで100~200円程度ですが、100万円をメガバンクの普通預金に1年間預けても8円しか利息のつかない低金利を考えると、大きな負担であることがわかると思います。

◇銀行の特典サービスを活用して手数料を無料に

使わないサービスを無理に申し込む必要はありませんが、ATM手数料や他行振込手数料などを無料にできないか調べてみる価値はあると思います。

◆3. ポイントを生活費に充てたり、ふるさと納税の返礼品で生活コストを削減も

『ふるさと納税』についても、生活で使うものを返礼品として選ぶことで、生活コストをカットすることもできるでしょう。年金世帯は、日常生活に不可欠なお米、または、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどに注目してはいかがでしょうか。

ふるさと納税はその人の所得に応じて限度額が設けられていますので、自分の限度額をきちんと確認し、その範囲内で行うようにしましょう。

監修・文:深川弘恵(ファイナンシャル・プランナー)

文=All About 編集部