日立ジョンソンコントロールズ空調は9月2日、エアコン内部の熱交換器や風の通り道を自動で清潔な状態にする、日立ルームエアコン「白くまくん」プレミアムXシリーズを発表した。

  • 日立ルームエアコン「白くまくん」プレミアムXシリーズ

10月末に発売し、価格はオープン。ラインナップと冷房能力、推定市場価格は以下の通り。

  • 冷房2.2kW・RAS-X22M:260,000円前後
  • 冷房2.5kW・RAS-X25M:270,000円前後
  • 冷房2.8kW・RAS-X28M:280,000円前後
  • 冷房3.6kW・RAS-X36M:290,000円前後
  • 冷房3.6kW・RAS-X36M2:290,000円前後
  • 冷房4.0kW・RAS-X40M2:310,000円前後
  • 冷房5.6kW・RAS-X56M2:330,000円前後
  • 冷房6.3kW・RAS-X63M2:350,000円前後
  • 冷房7.1kW・RAS-X71M2:370,000円前後
  • 冷房8.0kW・RAS-X80M2:390,000円前後
  • 冷房9.0kW・RAS-X90M2:410,000円前後

Xシリーズは、エアコン内部の汚れを洗い流す「凍結洗浄ヒートプラス」を搭載したルームエアコン。日立ジョンソンコントロールズ空調によると、料理で発生した油煙がエアコン内部に吸いこまれ、ホコリなどを吸着し、油汚れの原因になるという。部屋の空気環境の向上には、エアコン内部の清潔が重要として、今回の新製品では油汚れに注目した。

凍結洗浄ヒートプラス機能は、室内熱交換器を高温で加熱して油汚れを融解して剥がれやすくしたのち、凍結。それから一気に溶かして洗い流す。加えて、汚れが溜まりやすい(エアコン内部の)風の通り道には、除菌力を持つ銅合金を採用。通風路やフラップを高温加熱して清潔に保つ。

  • 「凍結洗浄ヒートプラス」のイメージ

  • 銅合金をふんだんに使うことで除菌力を高めている

換気のタイミングを音声で知らせる「換気みまもりAI」を新たに搭載した。部屋内の二酸化炭素(Co2)濃度を推定し、換気のタイミングを音声で知らせる。換気中は、空調をコントロールして無駄な運転をカット。室温の変化を抑え、省エネ性と快適性を最大限に保つ。

ファンを逆回転させて熱交換器の汚れをキレイにする自動お掃除「ファンロボ」、運転中はもちろん、運転していない時もプラズマイオンをエアコン内部に充満させる「カビバスター」、プラズマ電極から放出された電子がホコリなどを帯電させてフィルターで捕集する「プラズマイオン空清」、室外機の熱交換器を凍結させた後一気に溶かして汚れを洗い流す、室外機熱交換器自動お掃除「凍結洗浄」など、従来機能も引き続き搭載する。