2021年上半期の半導体市場が前年同期比24%増となったことを受けて、米国に本拠を置く市場動向調査会社を中心に市場予測の上方修正が相次いでいる。

6月、IC InsightsとGartnerがそれぞれ24%と22%に上方修正したほか、8月には世界半導体市場統計(WSTS)が2021年の成長率を6月の19.7%から25.1%に、Semiconductor Intelligenceも5月の予測値20%から26%へと引き上げた。

  • 半導体市場予測
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  • (左)2021年3~5月に更新された市場調査会社各社の2021年半導体市場成長率予測、(右)2021年6~8月に更新された市場調査会社各社の2021年半導体市場成長率予測 (出所:Semiconductor Intelligence)

また、市場調査会社各社は、半導体市場は2021年に25%前後の成長を経た後、2022年も10~15%増と成長が続くことを予測している。例えばIC Insightsは、IC市場の成長率について2022年と2023年で平均13%と予測しているほか、WSTSは2022年に10%増と予測。Semiconductor Intelligenceも2022年は15%増としており、2022年も2桁成長が継続するものと予測している。