セキュアブレインは8月27日、Webサービス・決済サービスを伴うAndroid・iOS用モバイルアプリケーションに、なりすましによる不正ログインや不正利用を検知する機能を組み込むことが可能なSDK(開発キット)「Scam Radar Mobile SDK(スキャム・レーダー・モバイル・エス・ディー・ケイ)」を金融機関やECサイト向けに販売開始したことを発表した。

同SDKを利用することで、同社が2019年から提供する、金融機関やECサイトを対象にしたPC向けの不正予兆検知サービス「SecureBrain Scam Radar BD」を、既存のモバイルアプリケーションに組み込むことができる。

  • 「Scam Radar Mobile SDKの構成イメージ

同SDKは、モバイルアプリケーションからのアクセス時に発生するテレメトリデータ(遠隔情報収集した利用状況データ)などをリアルタイムに分析する。

独自ロジックのビッグデータ分析で不正利用の可能性のある取引をリアルタイムに検知し、金融機関やECサイト事業者にアラートを通知する機能を提供する。またオプションとして、検知時にユーザーに新たな認証等を追加することも可能だ。価格の詳細は要問い合わせ。