anyenv(エニーエンヴ)は8月26日、感情解析ソリューションを提供するESジャパンと業務提携し、「音声感情解析」と「音声認識」を組み合わせたサービス「Emovis」(エモビス)を提供すると発表した。同サービスには、イスラエルのNemesysco(ネメシスコ)が提供する、LinuxのDockerで実行する音声感情解析エンジン「LVA7」が使用されている。

同サービスは、音声から150種類以上のパラメータを読み取り、最大44種類の感情を可視化することができる。また、音声波形を解析する特許手法により、性別、言語、発音などに関係なく解析することが可能だ。

例えば、ある事例では、オペレーターの離職率が高いコールセンターで、オペレーターの音声を感情解析し、離職に至るまでの感情変化と離職リスクに起因している感情を可視化。離職の可能性があるオペレーターを特定できたという。

  • オペレーターの離職リスク分析

同社では、コールセンター、CTI、PBX、HRTech、セールステック、ヘルスケア、医療など音声データを保有している、または音声を使用するサービスを展開する事業者との連携を想定している。API連携、音声認識解析のコアエンジン導入、アプリケーションの利用、フルスクラッチ開発(音声認識解析を使ったアプリ開発やシステム開発)、BIツールを活用したコンサルティングなどの形態でサービスを提供する予定だ。