〝手順書〟のデジタル化で生産性向上を支援【スタディスト・鈴木悟史代表取締役】

人手不足の時代、「伝えること」を簡単にすることで、社員が本来の業務に集中できる環境づくりに貢献

国内外でサービスが普及

 当社のミッションは「伝えることを、もっと簡単に。」。

 時代がどんなに変化しても、「伝える」という行為はなくなりません。また、伝えることをもっと簡単にすることで、企業の生産性向上や事業の拡大に貢献できると考えます。

 そこで、わたしたちが開発、販売しているのが、動画や画像入りの手順書を簡単に作成・共有できるプラットフォーム

 人手不足の時代、人が付きっきりで指導をするのは大変です。『Teachme Biz』はその問題を解決し、仕事の進め方、研修、教育の領域まで、業界・業種を問わず、多くの企業にご利用いただいています。

 また、販促PDCAマネジメントプラットフォーム『HansokuCloud』は、販促活動の指示、実行、結果を管理することで確実に売上げを伸ばすサービスです。 こうして生産性を高め、余剰資金や人材を新規事業にまわせる環境をつくり、お客様の成長に貢献したいと考えています。

 今年4月には新たに三井不動産グループ、シンガポール政府が運営するテマセク・ホールディングス傘下のプライベート・エクイティ・ファンド「PavilionCapital」、博報堂DYグループから出資を受けました。

 新たな出資者との連携で、主要顧客である小売業への販売促進や2018年から開始した海外展開の加速、既存事業の事業拡大につなげていけると考えています。

 また、今回の資金調達を経て、新たにコンサル事業を開始。ツールの提供だけでなく、手順書の作り方、人材育成など周辺領域までカバーしていきます。

 コロナ禍でも、サービス導入先が拡大、また海外事業も20年度は70%成長し、単月の黒字化を達成しています。

 当社も事業拡大に伴い、この1年間で23人社員が増え、全社員は129人になりました。

 コロナ禍でもこれだけ社員を増やせたのは社内で『TeachmeBiz』を活用し、入社オリエンテーションや入社手続き、PCのセットアップなどを管理部が作成した手順書に従って社員自ら行うことで対応しているからです。

 当社はこれからも、手順書を軸に生産性向上に寄与するサービスを世の中に送り出し、社会に貢献していきます。

すずき・さとし

1973年11月生まれ。千葉県出身。99年明治大学大学院卒業後、インクスに入社。3DCADの機能仕様検討業務や設計システムの開発に従事、製品開発プロセス改革のプロジェクトリーダーを歴任。同社パートナー職を経て、2010年2月退社。同年3月スタディストを設立