TSMCが発表した2021年7月の決算概要によると、売上高が前年同月比17.5%増の1245億6000万NTドル(44億7000万ドル)となったという。

月間売上高の最高額を記録した2021年6月比では16.1%減となったが、同社によると、7月の売上高はここ数年、6月比で低くなる傾向があるためだとのことで、7月売上高として見ると、過去最高を記録したという。

2021年1月から7月までの売上高累計は、前年同期比18.1%増となっているほか、第3四半期売上高については、前四半期比で約11%増に相当する146億~149億ドルと予測している。

また、2021年通年売上高についても、従来予測の前年比16%増から同20%増(あるいは20%超)増に上方修正している。なお、同社は、2021年のファウンドリ市場について前年比17%増、メモリを除く半導体市場の売上高について同20%増と予測し、自社の売り上げ規模は業界全体の成長率をやや上回る程度となるものとしている。