アートは8月10日、クラウド型の入退室管理システム「ALLIGATE(アリゲイト)」の新製品を発表した。1つは機能を絞ったローコストモデルの「ALLIGATE eSumLock(アリゲイト イーサムロック)」で、もう1つがハイエンドモデルの電気錠タイプ「ALLIGATE Lock Pro(アリゲイト ロックプロ)」となる。

  • リリースに合わせてホームページがリニューアル

ALLIGATE eSumLockは、扉に後付け可能な配線工事不要の電池タイプの製品で、社員証や交通系のICカード(FeliCa/MIFARE)、スマートフォンアプリのほか、テンキーにより扉を解錠することができる。また、Web管理ツールで入室時の履歴の確認や入退室権限の管理が可能だ。

  • ALLIGATE eSumLockの概要

ALLIGATE Lock Proは、電池交換不要で設置工事を行う電気錠タイプの製品となり、入退室権限のスケジュール管理や扉の状態確認を行える。入退室権限のスケジュール管理では、例えば、「営業日の9時~17時のみ入退室できる権限」といったように、祝日、夏季休業・年末年始休暇や創立記念日などを考慮し、曜日と時間帯を組み合わせた入退室権限をユーザーごとに付与できる。

また、扉の状態確認では、Web管理ツールで設置扉の開閉状況や扉の異常、設置扉の過去の状態履歴を確認できる。

  • ALLIGATE Lock Proの概要

ALLIGATEでは機能追加だけではなく、セキュリティ設定作業の簡素化、登録や変更漏れの防止、入退室ログの活用、他社サービスやシステムとの連携強化も進めていくという。