西武鉄道は8月6日、ファミリーマートと共同展開する西武線の駅ナカ・コンビニ「トモニー」に、TOUCH TO GOが開発した無人決済システムを導入した実用化店舗のオープンを発表した。新宿線中井駅南口の「トモニー中井駅店」が対象店舗となり、8月13日のリニューアルオープンとともに導入される。なお、同店舗は無人決済システムを導入した、ファミリーマートのフランチャイズ店舗第一号店となる。

同システムでは、まず、設置されたカメラなどの情報から来店客が手に取った商品をリアルタイムに認識する。続いて、出口付近の決済エリアに来店客が立つとタッチパネルに自動的に購入商品と合計金額が表示され、現金もしくは電子マネーなどで支払いをするだけで買い物が完了する。

  • トモニー中井駅店のイメージ

来店客側からすれば、商品を手に取り、出口でタッチパネルの表示内容を確認し、支払うだけで買い物が完了することになる。

  • 無人決済の利用方法

無人決済システムの導入により、通常の有人レジ店舗に比べ、時間節約ニーズの高い朝や移動の合間などの短時間でも手軽に買い物ができるなど、客の利便性の向上が期待できる。また、店舗のオペレーションコストの低減や人材不足の解消といった、省力化も可能だ。さらに、ウォークスルー型の無人決済店舗のため、買い物時のストアスタッフとの接触低減といった、新型コロナウイルス感染症対策にもつながる。