生駒里奈がステイホーム中に考えたこと「仕事を休んだら消えてしまうんじゃないかという恐怖があった」

エン*ゲキ#05『-4D-imetor(フォーディメーター)』が8月5日(木)から開幕する。コロナ禍の影響で昨年、上演中止となっていた舞台だ。池田純矢とともにW主演を務める生駒里奈に、舞台のこと、そしてコロナ禍の1年半の間に考えていたことを聞いた。(前後編の前編)

【写真】25歳になりグッと大人っぽさを増した生駒里奈の撮り下ろしカット【10点】

――『-4D-imetor』は、本来なら昨年5月に上演されるはずでしたが、脚本に変更はありますか?

生駒 脚本は少し変わりましたが、私の役に影響はありませんでした。大きく変わった点は、(昨年は出演予定ではなかった)村田充さんが入ってくれたことです。去年は稽古に入る前に緊急事態宣言が発令されたので、本読みをすることもなく中止になりました。なので、自分の中では「中止した」という感覚はありませんでした。それよりも、緊急事態宣言が発令されたということのほうが印象に残っていますね。

――では、顔合わせも今年に入ってから?

生駒 はい。私は違う舞台(「水谷千重子 50周年記念公演」)に出させていただいていたので、途中合流という形でした。女性は私一人なので緊張していたんですが、楽しくやらせて頂いています。アットホームな雰囲気ですし、私はアクションシーンが多いので、アクション部の皆さんとも仲良くなりました。

――昨年、緊急事態宣言の発出によって、エンターテインメントのあり方も大きく変わりました。生駒さんはどんなことを考えていましたか?

生駒 私はとにかく耐え忍ぶ時期だなと思っていました。私はまだ「エンターテインメントのために」という大義のもとで大きな声を上げられるような立場ではないので、いろんなイベントなどが再開した時に、声をかけたいと思われるような人材でいたいなって。

――そのために、ステイホーム期間中、自分の中に取り入れたものはありますか?

生駒 それが特にないんです(笑)。アニメを見て、久しぶりにヲタクになりました。私はこれまで休むことに後ろめたさを持って活動してきたんです。常に、仕事を休んだら、このまま消えてしまうんじゃないかという恐怖があったんです。でも、ステイホーム期間はなるべく外に出てはいけなかったから、「こういう経験はもう二度とできないだろうな」と思いながら、家でごろごろしていました。

――そんな状態から復帰した時は、違う感覚で仕事に向き合ったのでは?

生駒 それはありました。明らかに変わったところは、仕事とプライベートの切り替えができるようになったことです。今までは現場以外でも仕事のことを考えていました。移動中や喫茶店、自宅でも台本を手放すことができませんでした。でも、そんな生活を続けていると、苦しくなることもあって。緊急事態宣言が出て、オンとオフを切り替えてみようと思いました。仕事中は仕事のことを考えて、それ以外は休む。そうやって考え方を変えたら、仕事中にどんどん吸収できるようになりました。不思議なものですね。

【後編はこちら】生駒里奈の目標を決めない生き方「不自由なく暮らせることが一番の目標」

・東京公演/紀伊國屋ホール

・大阪公演/COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

・公式サイト

https://enxgeki.com/