Q-Successから2021年8月のWebサイト向けLinuxディストリビューションのシェアが発表された。2021年8月はUbuntuが増加し、DebianとCentOS、Red Hatが減少した。しかし、それぞれの変動幅は小さく、横ばいに近い動きを見せている。2021年5月から3カ月、ほぼ横ばいの傾向を続けていることになる。

現在の調査結果からは、Webサイト向けLinuxディストリビューションの4割ほどがシェア1%未満のディストリビューションで占められていることになる。しかし、実際にそうした状況になっているとは考えにくい。Linuxディストリビューションの判断ができないケースが増えていることがこうした原因を生んでいる可能性がある。

  • 2021年8月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/円グラフ

    2021年8月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/円グラフ

  • 2021年8月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/棒グラフ

    2021年8月Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア/棒グラフ

  • Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア推移グラフ - 資料: Q-Success提供

    Webサイト向けLinuxディストリビューションシェア推移グラフ 資料: Q-Success

順位 ディストリビューション 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 Ubuntu 33.5% 33.0%
2 Debian 15.2% 15.3%
3 CentOS 10.5% 10.6%
4 Red Hat 0.9% 1.0%
5 Gentoo 0.7% 0.7%
6 Fedora 0.2% 0.2%
7 SuSE 0.1% 0.1%

Q-Successは、上位1000万のWebサイト(2013年6月までの上位100万)を調査対象としており、Alexaによって提供されたWebサイトの人気ランキングの3カ月の平均順位を用いている。