Microsoftは7月29日(現地時間)、「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22000.100|Windows Insider Blog」において、Windows 11がInsider PreviewプログラムのBetaチャンネルで利用可能になったことをアナウンスした。

この秋にリリースされる予定のWindows 11は、現在はプレビュー版がInsider Previewプログラムにおいて公開されているが、これまでは主に技術力の高いユーザーを対象とした「Devチャンネル」でのみ利用可能だった。Betaチャンネルに加わったことで、より多くのユーザーが新しいWindowsを試し、フィードバックを送ることができるようになった。

  • Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22000.100(7月29日に追記あり)

    Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22000.100(7月29日に追記あり)

Betaチャンネルへの追加に先立って、Microsoftは7月22日にWindows 11の最新版となる「Build 22000.100」をDevチャンネル向けにリリースしている。このバージョンでは、タスクバーや通知センターなどをはじめとした各種機能について細かな調整が行われたほか、Microsoft Teamsのチャット機能のタスクバーへの統合が一部のテスター向けにスタートした。Betaチャンネルにリリースされたものも、Devチャンネル向けに提供済みのものと同じBuild 22000.100であり、機能的には差異はない。

Devチャンネル向けのビルドは、新機能をいち早く試すことができる反面、安定性は二の次となっている。Betaチャンネル向けのビルドはそれに比べると安定性が向上するため、Devチャンネルで躊躇していたユーザー層にも試す機会が広がるだろう。すでにDevチャンネルでWindows 11を利用しているユーザーは、設定アプリの「Windowsのインサイダープログラム」のメニューから対象チャンネルを切り替えることができる。

注意:本稿執筆時点ではWindows 11 Pro Insider Preview, update 21H2 build 22000.100にて動作を確認。これ以降のアップデートおよびビルドでは動作が変わっている可能性があり注意が必要。