山寺宏一「無理した声でやると、喜怒哀楽が出せなくなる」“声の演技”で大事にしていることとは?
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。7月6日(火)のお客様は、コロッケさん、山寺宏一さんのお2人。ここでは、山寺さんが実際にセリフを収録する際、大事にしていることについて語りました。

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(左から)コロッケさん、山寺宏一さん

◆「あまり無理した声だと…」

コロッケ:「このキャラクターの声をやってください」って言われたときに、声はどうやって決めるの? まず、そのキャラクターの絵を見るでしょ? そのときに、自分で探ったり声を変えたりするの?

山寺:そうですね。声というか、“どういうふうに演じるか”をまず考えますね。そのなかには“声の質”も、ある程度あるでしょうけど、“どう演じるか”を考えることが先ですね。

結局、声優の仕事って、一言二言の役だったらあれですけど、例えば、メインの役でずっと出ているのに、あまり無理した声でやっていると、喜怒哀楽とか細かいのが出せなくなるんですよ。

コロッケ:いや、怖いよね。

山寺:そうです。あまり作りすぎると、“あれ? このときって笑えてないな”みたいなのをやるわけにはいかないじゃないですか。とにかく感情表現が第一なので、そのなかでやれる範囲の声でやらないと。そうしないと、いろんな仕事ができないですから。

コロッケ:それはそうだよね。

山寺:でも、なんとなく(キャラクターを)見ていて、“絵に合わせるとこんな声じゃないかな”って、自分のなかでイメージが出てきて作る感じですかね。

コロッケ:へぇ~。もともと自分たちは、ご本人がいらっしゃって、その声をマネするわけだから、声を作る必要がまったくなくて。

山寺:新たに生み出すというか、目標がもうはっきりしているから。

コロッケ:そうそう。だから、“この人はこういう声”って、みなさんも知っているからやりやすいけど、キャラクターの声を作るときって、お手本がないじゃないですか。っていうことは、そこに自分で声を作ってやらなきゃいけないんですよね。それがすごいなって思って。

山寺:もちろんスタッフの方からも、“こんな感じで”っていうのはありますけど。でも、本当に無理をすると、芝居が疎かになってしまうので、難しいところですよね。でも、1つの作品でいろいろな役をするときは変えないとね。同じ人がいっぱいやっているように思われるのは悔しいから。

コロッケ:そうでしょ? だから、全然違う声を出すわけじゃない? 大変だよなぁ、って。

山寺:僕はそこら辺であえて勝負しているほうですね。

コロッケ:(笑)。逆にすごいなって思う。

山寺:本当は、この(自分のナチュラルな)声が“本人の声だ!”って思われたいのはありますよね。今無理してやっているんじゃなくて、本当にその声の人だって思って聞いてもらいたいですね。でも、ネットに「山ちゃんは全部作ってるからな」って書かれたことあって、すごいその1行が頭からずっと離れなかったことがあるんです。“しょうがないだろ、いろんな役がくるんだから!”って。

コロッケ:ハハハ(笑)。逆にそれだけ(キャラクターを)こなせる人がいないからね。

山寺:最近はエゴサをしないんですけど、(エゴサをしていた頃は)たまに、“これは褒めてくれているんじゃないか”と思ってキーワードを入れると、カウンターパンチを食らうっていう(笑)。

コロッケ:ハハハ(笑)。

山寺:本当に気をつけないといけないです。

コロッケ:本当だね(笑)。

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来週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……

8月2日(月)柚希礼音さん×平原綾香さん

8月3日(火)乙武洋匡さん×内田恭子さん

8月4日(水)野口健さん×マシンガンズ・滝沢秀一さん

8月5日(木)夏木マリさん×小林幸子さん

がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!

<番組概要>

番組名:TOKYO SPEAKEASY

放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00

番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/