Racketユーザーコミュニティは、プログラミング言語Racket最新バージョンv8.2のリリースを発表した。インストーラーやコードは公式サイトからダウンロードできる。Linux、Windows、Macに対応し、ライセンスはApache License V 2.0とMIT Licenseで配布している。

  • Windows 10上で実行したIDE DrRacket 8.2

    Windows 10上で実行したIDE DrRacket 8.2

新バージョンでは大型整数(Large Integer)演算やIDE「DrRacket」でのビットマップファイル取り扱い時のパフォーマンスが向上、クロスコンパイルが可能なraco-crossをパッケージとして独立させている。関数型言語Lispの流派Schemaをベースとする「Racket」は、上部にコードを書き下部にグラフィカルな実行結果を表示するIDE「DrRacket」を備え、コンピューターサイエンス分野での教育や研究にも利用されている。5月にリリースされたv8.1ではARMプロセッサ上のAndroidのサポートも発表するなどバージョンアップを重ねている。