大倉はこのほど、顔認証システムを応用し高性能に人物を検知することができる新しいタイプの防犯カメラサービス「HESTA(ヘスタ) ストーカー・DV対策カメラ」の展開を開始した。

  • 「HESTA ストーカー・DV対策カメラ」使用イメージ

「HESTA ストーカー・DV対策カメラ」は、特定の人物を登録して検知する高性能カメラ。

現在、ストーカー被害の相談は8年連続で2万件を超えているという。自宅への待ち伏せや付きまといは特に多く、安全であるはずの自宅に帰ることができないと不安を抱える人も少なくない。「HESTA ストーカー・DV対策カメラ」は、そのような悩みや危険を取り除くためにと開発された。

このカメラでは、顔の点と点との距離感や位置関係をもとに算出されるデータを数値化することで、顔写真を残さずに個人情報を保護することができるという。カメラで撮影された画像データはAIが解析を行い、リストに登録された対象人物を検知すると自動的に専用アプリに通知する。これにより事前に警察や警備会社へ通報でき、鉢合わせなどを未然に防ぐ事が可能になるとのこと。

  • 特定の人物を登録して検知する

現在はコロナ禍で在宅時間が増えたことが要因となり、家庭内での児童虐待やDV被害件数は過去最多となっているという。証拠を集めるにしても家庭内という環境では難しく、さらなる危険が伴う可能性もある。そのような場合でも、「HESTA ストーカー・DV対策カメラ」を使用すれば通知データを証拠として提出できるため、重大な犯罪を未然に防ぐこともできるという。

そのほか、介護施設や子どもの見守りでも活用が可能。介護施設では入居者をリスト登録すると、敷地内から出た場合に管理者へ通知されるため、徘徊リスクのある人が一人で外出する事を防ぐこともできるという。離れた場所からでも帰宅や外出も確認できるので、子どもの見守りとしても利用できる。

料金は定額制で1日約185円から利用できる。長期間利用の場合は4年目以降月額550円で利用可能。機材と設置費用は基本無料だが、設置費は一部負担となる場合もあり。