女優の前田敦子が、Huluのドラマ『死神さん』(9月17日配信スタート、全6話)にレギュラー出演することが30日、明らかになった。

  • 『死神さん』メインビジュアル

田中圭が「死神」と呼ばれるダークヒーローへと変貌を遂げる異色のミステリーの同ドラマ。田中演じる儀藤とバディになることを熱望するが、断られ続ける連絡係、広報課所属の巡査長・南川メイを演じるのが、前田だ。

儀藤に「パシリ」と呼ばれるメイは雑用をはじめ、かゆいところに手が届く後方支援で、全編を通して儀藤を“自分なりに”バックアップ。メイは原作にはないドラマオリジナルの一風変わったキャラクターだが、そんなメイを演じるにあたり、前田はボブだった髪をさらに短く切り、すっきりとしたメッシュ入りのショートカットにした。

さらに今回、前田はストーリーテラーの役割を初めて担当。「これまでとは違う出方もするので、いつもとは違う撮影の仕方なのか、堤(幸彦)監督だから現場でもいろいろ求められるんだろうなぁ…と、身構える部分もあるんですよ(笑)」と、素直な胸の内を明かすと同時に、「すごく面白いドラマができ上がるんじゃないかと、とても期待しています」と、笑顔ものぞかせた。

そんな前田にとって、何よりも心強い存在となるのが田中。『世にも奇妙な物語 25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編~』(フジテレビ、15年)、『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(同、17年)に続き、これが3回目の共演となる。

前田は「田中さんは作品を見る人がすごく安心できる存在。また一緒にガッツリお芝居をさせてもらえるということで、私も強い安心感を覚えています。しかも、今回は今までにない田中さん! 『どう来るんだろう!?』って、もう楽しみだらけです」といい、対する田中も「一緒にお芝居をして体感する“俳優同士にしか分からない感覚”が、僕は好き。あっちゃんには全信頼を置いていますし、今回はどんな感覚が味わえるのか楽しみです!」と、心を躍らせている。

また、メインビジュアルも公開。田中は、肌の大半を覆う黒ずくめのファッションに加え、やけに目立つ鼻のホクロ。この風貌は堤監督の発案だそう。「僕はいつも衣装合わせの時、違うな…と思ったら意見を言うようにしているんですけど、今回は『あ~なるほど!』と。自分でもワクワク楽しみながら、このスタイルになりました」という田中は「ホクロは衣装合わせの時より大きくなってるのですが、自分でも、この姿がちょっと視界に入ると、面白い(笑)!!」と、手応えを語っている。

コメント全文は、以下の通り。

■田中圭
原作の儀藤も不気味~なおじさんですけど、今回はドラマ版ならではの風貌。すべては堤監督のアイデア! 衣装はこの1着だけで、キャラも濃いめです(笑)。僕はいつも衣装合わせの時、違うな…と思ったら意見を言うようにしているんですけど、今回は「あ~なるほど!」と。自分でもワクワク楽しみながら、このスタイルになりました。ホクロは衣装合わせの時より大きくなっているのですが、自分でも、この姿がちょっと視界に入ると、面白いです(笑)!!
前田敦子さんと共演するのは3回目ですけど、ちゃんと一緒に芝居をするのは「世にも奇妙な物語 25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編~」(2015年)以来。どの作品でも、一緒にお芝居をして体感する“俳優同士にしか分からない感覚”が、僕は好き。あっちゃんには全信頼を置いてますし、今回はどんな感覚が味わえるのか楽しみです! 全6話、一緒に駆け抜けていきたいです。
このドラマを楽しみにしてくださっている方はもちろん、楽しみにしてない方も、皆さん! まず主人公の風貌がおかしいし、堤監督がメイン監督なので、面白いはずです(笑)。監督もめちゃくちゃ肩を回してますし、僕もヤル気満々です。毎話毎話、事件はもちろん、キャラクター同士の関係性も楽しく見られるエンターテインメントにするので、「もうちょっとで面白いドラマが見られるな」と期待して待っていてください!

■前田敦子
田中さんが演じられる儀藤さんが全編を通して黒一色のビジュアルなので、衣装合わせの時に「メイはメッシュを入れて、明るいヘアスタイルにしたい」と言われて。メッシュが映えるように髪を切ってもらったんです。メインビジュアルでは警察官の制服を着たので、真面目な警察官の役だと思われるかもしれませんが、実はそうでもなく…(笑)。劇中では儀藤さんとの対比で、ある程度色を付けられる立ち位置なので、柄と柄の組み合わせの衣装を着ることが多いんです。だから、メインビジュアルの制服姿はレアショットなんです(笑)。
今回はビジュアルも含め、私としても目新しさが詰まった役です。実は物語の案内役もするため、これまでとは違う出方もするので、堤監督だから現場でもいろいろ求められるんだろうなぁ…と、身構える部分もあるんですよ(笑)。セリフなど“覚える作業”に対して苦手意識があって、いつも早めに準備するタイプなので、ドキドキする部分も多いですが、すごく面白いドラマが出来上がるんじゃないかと、とても期待しています。
田中さんは作品を見る人がすごく安心できる存在。また一緒にガッツリお芝居をさせてもらえるということで、私も強い安心感を覚えています。しかも、今回は今までにない田中さん! 「どう来るんだろう!?」って、もう楽しみだらけです。田中さんはテレビで見ない日はないほど、いろんな作品に出演されて、いろんな顔を見せてくださっていますけど、今回は風貌からしてまさに“見たことのない田中さん”。本当に楽しみです!
今回は台本を読んでいる時点から、「ハッ、こういうふうに! ハッ、ここに伏線があったのか!」と、私も毎話楽しませていただきました。堤監督の演出が入ることで、より面白いドラマになるんじゃないかな、と期待しています。皆さんも、ぜひ楽しみにしていてください!

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