谷川愛梨、「ようやくアイドル時代が“頑張っていた過去”に」NMB48卒業から1年半の心境を語る

2019年にNMB48を卒業し、現在は女優として舞台を中心に活躍している谷川愛梨。芸能活動10周年の節目を迎える今年、自身初となる写真集『愛梨』(KADOKAWA)をリリースする。23日(水)の発売を前に、写真集の見どころや卒業してからこれまでのことを語ってもらった。

【写真】谷川愛梨の撮りおろし美麗カット

──23日に初の写真集が発売になりますね。写真集の話をもらって、どう思いましたか?

谷川 衝撃でした。多分、ファンの方と同じくらいに(笑)。NMB48時代もグラビア担当だったわけじゃないし、私だけで1冊の写真集になるのかなって心配でした。でもせっかく声をかけていただいたわけですし、活動をスタートして10周年という節目だったので、形に残るものがあったらいいなと思うようになりました。

──撮影に向けて努力したことは何かありますか?

谷川 1カ月間ダイエットをしました。私、ダイエットをするの初めてだったんです。グループにいたときはそこまで太ったことがなかったんですけど、卒業してから5キロくらい太ってしまって……。食べている量は変わらないのに、卒業して運動量が減るとすこんなに太るんだと思って(笑)。撮影前の1カ月はちょうど殺陣のある舞台の稽古期間だったんですけど、私は鍋を武器にして戦う役だったので自主練みたいな感じで鍋を振ったり、蹴るシーンはないのに蹴る真似をしたりして、運動量を増やしていました。その結果、3キロくらい痩せられました! でも中華街のそばで撮影が終了したので、その足で中華料理店の食べ放題に駆けこんでダイエット期間を取り戻すくらい食べちゃいました(笑)。

──今回の写真集ではエッセイの執筆にも初挑戦したんですよね。

谷川 はい。12のテーマを自分で考えて、夜な夜な書いていました。アイドル時代からブログの更新は頻繁にしていたし書くことは好きなんですけど、卒業してからはファンクラブ内のブログしか自分の言葉を発信する場所がなくなっていて。なので、書きたいことがたっぷりあったんです。いい機会なので、自分が育った環境やアイドル時代、自分の将来など伝えたいことをたくさんにきました。

──写真集の出来は自分で見ていかがですか?

谷川 エッセイは自己満足なので、どうとらえていただけるかわからないけど、写真の方は大満足です! 早くみなさんに見ていただきたいですね。今回、特典でリモートツーショットトーク会があるんです。卒業後、ファンの方とお話するのは初めてなので、それも楽しみです。



──さて、谷川さんは芸能活動10周年を迎えましたが、今10年前を思い出すといかがですか?

谷川 何も考えていない少年でした(笑)。中学を卒業したばかりで、社会の厳しさをまだわかっていなかったですし。だから、グループに入ってからは荒波に揉まれるような毎日が始まりました。落ち込んでめっちゃ泣いた日もあれば、選抜入りできて嬉しかった日もあり……。そんな毎日が続くうちに心境に変化がありました。その日の出来事で泣いたり落ち込んだりしているのってもったいないなと思うようになって。悩んでいるのがバカバカしくなったんです。これからは楽しく生きていこうって。

──それはだいたいいつぐらいの時期ですか?

谷川 入って5~6年目だったかな。その時期になると後輩も増えてきて、自分の妹のように後輩のことを大切な存在だと思うようにもなりました。メンバーのことはライバルだと思って活動してきたけど、仲間なんだなって。それ以来、感情の変化が少なくなって、自分に対して怒ることもなくなったし、人に対して優しくなりました。仏のように(笑)。

──同期の卒業生と連絡を取ることはありますか?

谷川 與儀ケイラちゃんと仲良しです。ケイラは私より先に卒業して、先に上京したんですけど、めちゃくちゃ近い存在で。この間も一緒に出掛けたくらいですよ。あとは城恵理子ちゃんとも仲良しで頻繁に連絡を取りますね。そうだ、数か月前、一緒に熱海へ行ってきましたよ。フルーツサンドと美術館が目当てだったんですけど、10年前はあんなに小っちゃかった2人が美術館へ行くなんて、大人になりましたね(笑)。

──アイドル時代を思い出すことはありますか?

谷川 最近、やっと自分の過去の映像を観られるようになりました。それまでは恥ずかしかったんですけど、ようやく「頑張っていた過去」として振り返れるようになって。今は今を頑張っているので、やっと「思い出」になったのかなと思います。

──夢に出てくるようなことはあります?

谷川 現役時代によく見ていたのは、振り付けを覚えていないのに、もうすぐ劇場公演の本番が始まる……という夢です。これはメンバーもよく見るみたいなんですけど、卒業後に見るようになったのは、セリフが何も入っていないのに、もうすぐ舞台の本番が始まる……という夢なんです。職業がバージョンアップされました(笑)。



──卒業後はどんな毎日ですか?

谷川 舞台のお仕事が多いので、1カ月前から稽古をして、その合間にラジオやYouTubeの撮影……という毎日です。私、やりたいことしかやらないところがあって。つらいことはもう十分経験してきたし(笑)、これからは自分がやりたいと思うことをもっと見つけられたらいいですね。

──アイドル活動で学んだことは?

谷川 私は芸能界に入っていなかったら、どんな人間になっていたかわからないです。でも、アイドルになると、レッスンやネット上の誹謗中傷、その他のつらいことを経験して強くなれるんです。大人にもなれたし、アイドル時代の経験は今を生きる糧だったなと思います。

──卒業して、外の空気を吸って感じたことは?

谷川 生きていくのは大変だなということです。今まではNMB48という看板があったから、お仕事をいただけていたんですよ。でもソロになるとお仕事ひとついただくのも簡単ではありませんから。今はありがたいことに舞台のお仕事を多くやらせていただいているんですけど、今は共演して仲良くなった子と女子会をするのが楽しくて(笑)。25歳にして友達作りをするのが楽しいです。

──これからやってみたいことはありますか?

谷川 自分を好きでいてくれる方と平和な時間を過ごしたいです。お茶会とかしたいですね~! こんなご時世なのでなかなかお会いできないけど、状況が落ち着いたらファンの方と楽しく、落ち着いた時間を過ごしたいです。

(取材・文/犬飼華)
▽谷川愛梨(たにがわ・あいり)
1995年12月5日生まれ、大阪府出身。O型。157センチ。2011年にNMB48の2期生として加入し、4thシングル『ナギイチ』で初選抜。2019年にグループを卒業し、現在は舞台を中心に女優として活躍している。
Twitter:@_Airi_Tanigawa