かっこ、不正検知サービスで転売・不正購入を自動検知 不適ユーザーにのみ「2段階認証」も<2021注目EC支援サービス>

EC事業者や金融機関などに不正検知サービスを提供する、かっこ。コロナにおけるECの利用拡大に伴い、不正アクセスや転売目的の不正注文を防ぐための不正検知サービスのニーズが高まっている。サイバー攻撃による個人情報の流出は企業ブランドを損なう懸念があり、不正検知サービスの重要性はEC業界でさらに広がりをみせている。

かっこが提供する不正検知サービスは2種類ある。ECサイトにおけるクレジットカードの不正利用、代金未払いなどを防ぐための不正注文検知サービス「O‐PLUX(オープラックス)」は、EC事業者を中心に2万超のサイトへ提供している。日本語特有の住所や姓名の表記ゆれを名寄せ処理して活用できるほか、デバイス情報による同一視判定、外部データとの連携による電話番号疎通の判定、不正者に顕著な情報や行動パターンを分析して不正判定する機能などを持つ。健康食品や化粧品といったリピート通販のお試し購入を狙い打ちした転売防止などにも活用されている。

不正アクセス検知サービス「O‐MOTION(オーモーション)」は、個人情報の漏えい防止を目的に、主に不正アクセスや不正ログインに対する機能を備える。金融機関を中心に、化粧品通販のオルビスなど大手の通販・EC企業からの導入も増えている。自社のブランドを守るために導入する企業が目立つという。

不正アクセスによる情報漏えいは、サイトに脆弱性がなくても被害に遭うケースも最近は出ているという。「大量の個人情報を保有している通販会社のリスクは年々高まっており、従来の対策では対応しきれなくなっている」(O‐MOTION事業部長 川口祐介氏)と話す。

このため、近年はSMS機能を使った「2段階認証」を取り入れるEC事業者が増えているが、「当社調査によると、セキュリティーを高めた結果、ユーザーの約4割が2段階認証を手間と感じてログインをあきらめてしまい、サイトからの離脱つながっている例が顕著になっている」(川口氏)と指摘する。

かっこは、「O‐MOTION」を導入することで、企業がユーザーの適否を自動で判断できるようになるほか、不適と判断されたユーザーに限定して「2段階認証」を求めることが可能になるとしている。


「かっこ」
https://cacco.co.jp/