IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は14日、「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2020年版)」を公開した。 「DX推進指標」は、ビジョンや人材などの経営視点からデータ活用やガバナンスなどのIT視点まで35項目の指標から成り、0(未着手)から5(グローバル市場におけるデジタル企業)の6段階の習熟度で評価。企業によるDXの自己診断に活用できるフレームワークとして提供されている。

「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2020年版)

「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2020年版)

公開されたレポートは自己診断結果を提出した305件から全体的な傾向や特徴を分析するもので2019年(248件)との平均の比較で現在値(現在における習熟度レベル)が1.43から1.60へと0.17ポイント、目標値(3年後に達成を目指す習熟度レベル)も3.07から3.21へと0.14ポイントそれぞれ上昇。現在値3以上を占める"先行企業"の割合も4.4%から8.5%へと増加している。ほかレポートでは経営視点、IT視点指標ごとの変化や業種別、項目別の示唆などを(PDF)40ページに纏めてある。