OMデジタルソリューションズは6月9日、マイクロフォーサーズマウントの交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」を発表した。35mm判換算で16~50mm相当をカバーする広角ズームレンズで、描写性能や耐久性に優れるM.ZUIKO PROシリーズに属する高性能モデル。同シリーズで初めて沈胴機構を用い、レンズの小型化を図った。風景撮影を楽しみたい人に売り込む。希望小売価格は176,000円で、発売は6月25日。

  • マイクロフォーサーズマウントの広角ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」

レンズ構成は10群16枚で、ズーム全域で解像感の高い描写を得られる。サジタルコマ収差も大幅に低減し、絞り開放でも夜景や星景撮影が楽しめるようにした。最大撮影倍率は0.42倍、最短撮影距離はズーム全域で0.23mで、近接撮影性能を高めた。ピントリングを押し出すことでオートフォーカスからマニュアルフォーカスへと瞬時に切り替えができるマニュアルフォーカスクラッチ機構も搭載する。

  • OM-D E-M5 Mark IIIに装着したところ

  • ズーム全域で解像感の高い描写を得られるよう光学設計を工夫している

  • 広角端(35mm判換算で16mm相当)での撮影

  • 望遠端(35mm判換算で50mm相当)での撮影

ほかのM.ZUIKO PROシリーズのレンズと同様に、防塵防滴構造と-10度までの耐低温性能を備える。超広角ながらフィルターの装着にも対応する(フィルター径は72mm)。レンズフードは標準で付属する。

  • リング部などに防塵防滴設計を施している

  • 水しぶきがかかる状況でも破損を気にせずに撮影できる

レンズの最大径は77m、全長は88.5mm。重さは約411g(レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフード除く)。