お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、7日放送のテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(毎週月曜24:15~)で初の先生役を務める。

  • 若林正恭=テレビ朝日提供

生徒役のメンバーにはトム・ブラウンの授業だと伝えていたため「今回のしくじり先生は……私です!」と教壇に立った若林に、「ホントに?」「ウソだろ!?」と教室は大騒然。そんな若林先生は、「遊びのバスケで靭帯を損傷し、全治2カ月の大ケガで各局に迷惑をかけた」しくじりについて話す。仕事ではなくプライベートでのしくじりで、医師からは全治2カ月と診断されたにもかかわらず、「おじさんだから、6カ月たってもぜんぜん治らないんですよね……」とぼやく若林。

中学時代はラグビー部、高校時代はアメリカンフットボール部とスポーツをやってきた若林は、42歳にもかかわらず頭の中の身体能力は高校生のままで「自分がおじさんだということを忘れていた」と話す。授業では、「若林がいつのまにか“老け林”に。おじさんが趣味のスポーツでケガをするメカニズム」と題し、ケガの経緯を振り返っていく。

40代に入ると周囲の友人たちが皆結婚し、一緒に遊ぶ人がいなくなってしまった若林。1人でできる趣味を探していたところ、NBAの大スター、ジェームズ・ハーデンの大ファンになり、夜のバスケットコートで3ポイントシュートの練習を始める。しかしそこで「なんでこんなことしたんだろう」と後悔する“痛い行動”が……。そして、元バスケ部のハライチ・澤部佑がこのしくじりに関わっていることが明らかに。

■若林正恭(オードリー) コメント

――番組開始から8年、初めて教壇に立った感想は。

番組スタッフと雑談する中で「これ(=足のケガ)こそ、しくじりですよね」「授業にしましょう」と言われて企画がスタートしたのですが、教科書を作っていく段階でしくじった原因が何なのか遡っていくと、改めて「自分ってバカだな……」「このしくじりが、ぜんぶつながっていたんだな……」ってことがわかりました(笑)。

授業はそんな自分のしくじりを自覚した上でみんなの前でしゃべるので、まさに反論の余地がなく、教壇に立つにはただただサンドバッグになる覚悟がないとダメなんだなと感じました。歴代の先生たちはみなさん、そんな大変なことをやってきてくれたんだなと、改めて実感しましたね。

――満を持しての登壇にプレッシャーは感じたか。

自分ではプレッシャーなんて感じていないつもりだったんですけど、授業を終えたあと、8年間ずっと一緒にやってきた総合演出に、「アタマ(冒頭)、緊張して走ってましたね」って言われました。だから、やっぱり少しは緊張していたのかもしれません(笑)。

――授業を体験して、改めて「この先生はスゴかったな!」と思う方は。

歴代の先生、みなさんスゴいなと思いますが、特に忘れられないのは辺見マリさんですね。ゴールデン3時間スペシャル(2015年9月放送)に出演してくださったのですが、約2時間にわたってご自身のヘビーなしくじりについて順を追って説明してくださったんですよね。みんなに「ええーっ!」って言われることを覚悟して教壇に上がってくださったことに改めて敬意を感じます。

やらかしたしくじりが強ければ強いほどみんなにツッコまれる量も多くなると思うので、授業を体感した分、これからは先生たちにもうちょっとやさしくしてあげないと、と思いましたね。そう考えると、僕の授業の生徒に若林がいてほしかったなと思います(笑)。

――視聴者へメッセージを。

8年間ずっと授業を受けてきて、現場で先生を見てきた量は僕がいちばん多いわけですから、「それなりの授業をしてくれるんだろうな」っていう目で見てもらってかまいません(笑)。数々の授業を見てきた若林がどんな授業をするのか……ぜひハードルを上げて見てほしいなと思っています!

授業完全版は、オンエア後から『ABEMA』で1週間無料で配信される。