アイドルグループの日向坂46が、21日に放送された日本テレビ系音楽番組『MUSIC BLOOD』(23:35~)に出演した。

  • 日向坂46=日本テレビ提供

MCの千葉雄大は「モーニング娘。」をきっかけに、今では無類のアイドル好きで、しかも「日向坂46」のことも大好きで番組も見ているなどとうれしそうに告白。これを聞いた日向坂46のメンバーは大喜び。横でやりとりを見ていた田中圭が「なんだよ! そうやってお前だけ高感度上げるなよ(笑)!」とツッコむと、日向坂46からすかさず「田中さんの今日のスーツはすごく爽やかでお似合いですね」と言われ、田中は「あ、ありがとうございます…」と、まんざらでもない様子。初の女性ゲストだからなのか、いつもとは違うふわふわとしたテンションでスタートした。

トークは「ブラッドアイドル総選挙」について。22人のメンバー全員が尊敬するアイドル3人を投票。アイドルがアイドルを選ぶという前代未聞の企画に大興奮だった。その結果は…

9位:鞘師 里保(元モーニング娘。)
「圧倒的な歌唱力、存在感を持つ人で”アイドル力”がすごい。2011年のコンサートで見せたパフォーマンスがめちゃくちゃかっこいい」(渡邉美穂)
「他の人がパフォーマンスの中心にいる時でも、鞘師さんの動きについつい目がいってしまうくらい動きに華がある。いつも思わず、“瞳の中のセンター”になってしまう」(影山優佳)

同率9位:中森明菜
「唯一無二の存在。とにかくかっこいい。ずっと憧れの存在です」(齊藤京子)

そして、同率4位が以下の5人。

・生田絵梨花(乃木坂46)
「テレビを観ていて誰が映っても完璧に整っている中で、存在感がものすごい」(加藤史帆)

・大島優子(元AKB48)
「国立競技場でのコンサートで、空を飛びながら歌う姿がかっこ良かった!」(影山優佳)

・齋藤飛鳥(乃木坂46)
「髪の毛の動きまでかっこよく見えるダンスがすごい」(丹生 明里)

・前田敦子(元AKB48)
「ダンスや歌、表情まで全てがすごい」(河田陽菜)

・鈴木愛理(元°C-ute)
「歌も上手いしスタイルもいいし、とにかくかわいい。会場全体を包み込む、圧倒的なパフォーマンスは圧巻です」(渡邉美穂)
「ライブでの『初恋サイダー』の歌い出しの部分は、いつ聞いても鳥肌が立つ。尊敬しかないです」(金村美玖)

過去のライブ映像などを交え、5人それぞれの魅力を熱弁する日向坂46のメンバー。そんな中、日向坂46から「お2人は敵わないなと思う俳優さんはいますか?」という質問が。

「雄大はいないでしょ?」と素っ気なく質問をする田中に対し、「田中圭さんかな(笑)」という千葉。「うるせーな(笑)」とひと絡みしながら、その後、田中は姿勢を正して日向坂46に向けて改めて続ける。

「厳密に言うと役者というお仕事は、2人同時に同じ役をやるということはないから、比べることができないんです。役をいただく段階で、その役になってしまうと言うか。そういう意味では雄大が得意な役には僕は敵わないだろうし、またその逆もあるわけで…」と、少し真面目なトーンで語った。

だが、「そんな中でも、雄大はどう? 俳優としてこれだけは負けねえってことある?」と、ムチャぶり。「“かわいさ”とか“はにかみ”に関しては、困った時に聞いてください(笑)」と、きっちり笑顔で返していた。

そして、ベスト3の発表。

3位:白石麻衣(元乃木坂46)
「人生を変えてくれた人。住む世界が違うと思ってしまうくらい雲の上の人」(齊藤京子)
「イベントでお会いした時はあいさつをしたら『かとし(加藤さんの愛称)ちゃんお疲れさま』って私の名前を呼んでくれて、それがとても嬉しかったです。あと誰にでも全てにおいて優しいところも好きです」(加藤史帆)

この時、過去に共演経験のある千葉が「お芝居の現場では役に対する姿勢がすごく真面目で、佇まいが武士のようにかっこいい。そしてとにかく素敵な人です」と語ると、日向坂のメンバーから歓声が。ドヤ顔の千葉を見て、「なんか腹立つ(笑)!」という田中だった。

さらに、白石と同じセンターを務める加藤に、田中から注目すべきポイントを聞かれると「私たちの歴代衣装を飾った豪華なセットデザインと、振り付けです。『私を見て』っていう感じの振りがあるので、そこは注目してほしいです」とアピールした。

その後、トップ2の発表へ。

2位:松田聖子
「歌唱力の凄さ、歌声の透明感、表現力など全てが素晴らしい」(小坂菜緒)
「『青い珊瑚礁』を初めて観た時に、こんなに可愛いくて歌が上手な人がいるんだなと衝撃を受けました」(松田好花)

1位:平手友梨奈
「アイドルを通り越して表現者」(全員)
「表現力がすごい。一つのドラマを観ているようなパフォーマンス」(佐々木美玲)
「ライブを観に行った時に、世界間に飲み込まれて息をすることも忘れてしまった。そのくらい凄かった」(潮 紗理菜)
「スイッチが入った時に目ヂカラがすごい」(佐々木久美)

ライブ映像などを観ながらメンバーが口々に平手の凄さを話す中、なぜか「僕もカラオケで踊りながら歌ったことがあるけど、あれマジで無理だった」という千葉。「なんで今それ言うの(笑)?」と、千葉の天然さにあきれながら田中がツッコミを入れていた。

ライブでは、スタジオに登場するやいなや、22人のメンバー全員が一列に並んで一斉に「ごあいさつをさせてください。私たち、日向坂46です! 今日はよろしくお願いします!」。「君しか勝たん」では、グループカラーである空色と白をベースにした花柄のワンピースで登場。リハーサルの合間には、振り付けの確認をする人、無邪気におしゃべりをする人など、それぞれ思うように過ごして終始和やかなムードだ。

本番直前には全員で円陣を組み、一斉に「ハッピー!!」と声をあげ、士気を高める姿が印象的。本番ではセンターを務める加藤史帆を中心に、連携のとれた規則正しいステージパフォーマンスを披露した。

「世界には愛しかない」では、歴代衣装を並べたセットを舞台に、欅坂46の衣装に身を包んでパフォーマンス。純真かつ疾走感のある曲調に加え、夏の陽射しのような真っ白いライティングと相まって、青春の一コマを切り取ったかのような叙情的なパフォーマンスに。リハーサル中は、時おり「頑張ろうね!」とメンバー同志で励まし合うなど、パフォーマンスに対するストイックさとチームワークの良さが、至るところで垣間見えた。

すべてのパフォーマンスを終え、ステージを後にする際、改めてメンバー全員が整列し、「今日は楽曲を披露させていただきありがとうございました!」と、スタッフに対してしっかりとあいさつしていた。