電通は5月18日、電通デジタル、電通国際情報サービス、データアーティストの3社と、広告から販促、広報、問い合わせ対応などさまざまなクリエイティブ表現を自動生成するAIツールを企業ニーズに応じてカスタマイズで構築するサービス「CXAI」の提供を開始することを発表した。

  • CXAIのサービス概要

    CXAIのサービス概要

「CXAI」は、国内電通グループが開発・自社運用してきた複数の「クリエイティブ分析・自動生成ツール」で活用されている15種類以上のAIから、企業ニーズに応じた機能を組み合わせてオリジナルAIツールとして提供するもの。

これにより企業は、AIをアルゴリズムから開発することなく、企業活動におけるさまざまな制作物の表現開発を自動・半自動化することが可能になるという。また「CXAI」で使われるAIは大量のクリエイティブ表現やその効果を学習しているため、よりクオリティーの高い制作物を手軽に内製でつくることが可能になるとしている。

  • CXAIの導入例

    CXAIの導入例

電通はCXAI導入のメリットとして、 国内電通グループのクリエイティブノウハウを生かしたAIで、制作物のクオリティー向上/多パターン制作、パーソナライズを可能にし、マーケティング効果・精度を向上/自動化・ツール化により、生産性を向上・コスト削減。ノウハウを形式化することで人材流動性にも貢献/既存AIの組み合わせにより、類似の生成システムをゼロから開発するよりも構築コスト・運用コストを低減——を挙げている。