凸版印刷は5月18日、飲食店向けの予約/顧客台帳サービスを開発・提供するトレタと資本業務提携を締結したと発表した。

同提携により、凸版印刷が提供する販促支援ソリューションやBPO業務のノウハウと、トレタが持つ飲食店向けソリューションを融合させ、新たな飲食店向けDX事業の創出を目指す。

具体的には、飲食店向けのコールセンターにおけるDXで連携を開始する。トレタの飲食店向けBPOサービス「トレタコンタクトセンター」において、トッパングループのTBネクストコミュニケーションズと連携する。さらに中長期的連携として、トレタで研究開発された自動応答予約サービスをTBネクストコミュニケーションズが持つ他業界の顧客へ展開していくことを検討しているという。

また両社は、モバイルオーダーシステムでの連携も開始する。トレタの提供する店内飲食の注文から決済までを顧客自身のスマホで行うモバイルオーダーシステム「トレタO/X」と凸版印刷が行っている販促支援ノウハウを連携。

これにより、顧客に合わせた1to1の広告コンテンツの表示といったプロモーションが可能になる。今後はプロモーションコンテンツの共同開発も進めていく。両社は今後、フードデリバリー領域における新たなサービスを2021年末までに開発・提供することを目指す方針だ。