LINEとバニッシュ・スタンダード、LINEでリアル店舗のような接客できるサービス開発 チャット、ビデオ、LIVEを駆使

LINEとバニッシュ・スタンダードは5月14日、新たな接客体験の提供や買い物体験のリデザインを目指し、業務提携契約を締結したと発表した。LINE公式アカウントを通して店舗スタッフのオンライン接客を提供する新サービス「LINE STAFF START」を共同開発する予定だ。

バニッシュ・スタンダードは2016年、店舗スタッフが着用したコーディネート写真などをブランドのECサイトやSNSに投稿したり、商品が売れた場合に個人の評価として可視化したりできるサービス「STAFF START」を提供している。「STAFF START」は大手アパレルをはじめ1000超のブランドに導入され、年間1100億円以上の流通売り上げに貢献している。

LINEは企業や店舗がLINE上にアカウントを作り、「友だち」となっているユーザーに対してメッセージ配信を行うことができる個人・法人向けアカウントサービス「LINE公式アカウント」を提供している。 新型コロナウイルスの影響によって、オンラインでのショッピングが主流になる中、LINEとバニッシュ・スタンダードが業務提携することで、顧客ニーズに合わせた新たな接客体験や、これまで実現することができなかった買い物体験の創造を目指す。


新サービス「LINE STAFF START」とは?
具体的には、両社で店舗スタッフのLINE公式アカウントでオンライン接客(チャット、ビデオ、LIVE)を実現できる新サービス「LINE STAFF START」を開発する。「STAFF START」に登録している7万人を超える店舗スタッフのLINE公式アカウントを開設し、顧客とコミュニケーションを図りながら商品を販売できるサービスを作る。チャット機能やメッセージ、ビデオ通話やLIVEを利用して接客し、オンラインでありながらリアルさながらの接客体験の提供を実現したい考えだ。


サービスのイメージ

店頭での購買履歴や来店履歴との連携する機能の提供も行う。LINEでデジタル会員証機能を提供することで、LINEアカウントと紐づいたオフラインでの購買履歴も取り入れることが可能になる。購買履歴や来店履歴に基づいたお得な情報をLINE公式アカウントを通じて届けたり、日々の接客に生かすことも可能になる。


2021年中にサービス提供、オン・オフ垣根無くす
LINE 執行役員 広告・法人事業担当 池端由基氏は、「バニッシュ・スタンダードという素晴らしいパートナーと、共にチャレンジ出来ることを嬉しく思っています。 今年で提供開始から10年を迎えるLINE公式アカウントですが、これまで多くの企業や店舗とユーザーの距離を縮め、その関係を守り続けてきました。しかし一方で、この10年で世の中は大きく変化をしました。オンライン・オフラインの垣根は無くなり、求められるユーザー体験も変わってきています。そしてそれらを提供する店舗やスタッフの対応にも、同様の変化が求められていると思います」と言う。

さらに、「今後は、『LINE STAFF START』を通じた店舗スタッフのオンライン接客を進化させ、これまでにない新たな購入体験をユーザーに提供していきます。店舗スタッフにとっても、日頃お使いのLINEを活用することで、お店で接客をしているようなリアルな販売体験を、届けていきたいと思っています。是非、ご期待ください」とコメントしている。

バニッシュ・スタンダード 代表取締役 小野里寧晃氏は、「LINEという日本最大の顧客プラットフォームであるコミュニケーションサービスと共に新しい挑戦ができることを嬉しく思います。 『店舗スタッフが立つ場所は店舗だけではなく通販にもある』というアイデアから『STAFF START』を提供開始し約5年が経ちました。ファッション通販を中心に様々な業界で導入が進み、今では店舗スタッフが通販に立つということは当たり前になってきました。 店舗スタッフのコンテンツに対する顧客のニーズは高く最高月間個人売上は9000万円と店舗の100倍近い売上をオンライン接客でつくりあげる店舗スタッフが存在します。その大きな売上は通販に来訪した顧客に対し店舗スタッフに直接連絡することはできない状態でつくり上げた売上だったのです」と話す。

さらに、「これから『LINE STAFF START』を通じてオンライン接客が一気に進化し、店舗スタッフはもっと能動的かつクオリティの高いオンライン接客を顧客一人一人に届けることが可能になる時代が到来します。 顧客にとってより高い満足度の購入体験を実現し、店舗スタッフにとっても満足度が高い販売体験を実現する所存です。2021年内のサービス提供開始を目標として、今後は、アパレル業界に限らずコスメ・食品・家電量販店などや、小売業だけではなくサービス業など、様々な業界の新たな接客体験の提供、買い物体験のリデザインを図るべく、順次提供を進めてまいります。 バニッシュ・スタンダードは、STAFF STARTを通じて店舗スタッフのDX化を推し進め、店舗スタッフ一人一人が、デジタルを味方につけ『好き』を諦めず続けられる世の中の実現に向け邁進してまいります」とコメントしている。