ジョージ・フロイド氏暴行の元警察官4名を起訴「正義が追求されることは、希望をもたらす」

米連邦大陪審は、ジョージ・フロイド氏暴行死事件でフロイド氏の憲法上の権利を侵害したとして、2021年5月7日に4名のミネアポリス警察署の元警察官を起訴した。

既にフロイド氏殺害の罪で有罪判決を受けているデレク・ショーヴィン被告に加え、トーマス・レイン被告、J・ケーン被告、トウ・タオ被告らの計4名が、フロイド氏の不当な拘束とそれに伴う適切な手当を行わなかった罪で今回起訴されている。ショーヴィン被告は、警察官による不当な力の行使を認めないという件についても起訴状に含まれている。

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AP通信によると、2020年8月に殺人幇助の罪で裁判が予定されているレイン被告、タオ被告、ケーン被告らの3名はビデオ通話での出廷を終えており、有罪判決が下れば3名は懲役刑を言い渡される。米司法省は5月7日同日、「本日の説示は刑事上のものだが、先月発表された調査は民事上のものとなり、それぞれ独立して行われ、公民権課、連邦検事局それぞれから構成される異なるチームにより主導される」と発表した。また、ミネアポリス司法長官のキース・エリソンは声明で「連邦政府はすべての米国民の公民権を保護し、連邦法の下でき得る最大の範囲で正義を追求する責任がある。ジョージ・フロイド氏の公民権を侵害したとする連邦法上の基礎は極めて妥当である」と述べた。

フロイド氏の家族側の弁護士は「ジョージ・フロイド氏殺害事件で公民権の侵害が行われたという本日の連邦大陪審の起訴は、合衆国憲法の力と智慧を改めて確認するものだ」、「合衆国憲法は生命、自由、そして正義を約束するものであり、フロイド氏が続けて享受すべきこの権利をまさに今目にしている。数百年に上るアメリカの歴史上、アフリカ系アメリカ人たちは不運にも平等な正義を得ることができなかった中、今回の出来事が起こった。フロイド氏が憲法上の権利侵害に苦しんだことは明らかで、そのことは昨年6月の民事訴訟の際にも言及したところだ。さらに、デレク・ショーヴィン被告への更なる起訴により、差別的なパターン又は慣行が確認されている。これらの起訴事実と、アフリカ系の市民、ひいては次世代のすべてのアメリカ人たちに影響を与える今回の歴史的事件において正義が追求されることは、私たちに希望をもたらすことだ」と、語った。

ショーヴィン被告のケースで憲法上の権利の侵害が認められた場合、彼は第二級殺人、第三級殺人、第二級過失致死の3つの罪で懲役刑を受けることになる。ショーヴィン被告の量刑は6月25日に言い渡される予定だ。

From:Four Ex-Police Officers Indicted on Civil Rights Charges in George Floyd Death