「女の転職type」は5月10日、「女性と仕事」第24回調査として実施した、5月病に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2021年4月1~14日、調査対象は「女の転職type」会員、有効回答は868人。

「5月病かも」と感じたことがある人は56.3%

仕事をしていて「5月病かも」と感じたことはあるか尋ねると、「感じたことがある」は31.2%、「やや感じたことがある」は25.1%と、半数以上の56.3%が「感じたことがある」と回答。一方、「あまり感じたことはない」は30.6%、「感じたことはない」は13.0%となった。

「5月病かも」と感じた原因については、1位「仕事内容の変化」(41.9%)、2位「入社(新入社員)」(33.9%)、3位「ライフステージの変化」(28.4%)、4位「転職」(27.0%)、5位「異動」(22.6%)となった。

  • 「5月病かも」と感じた原因は?

回答者からは、「《仕事内容の変化》今までより難しい仕事を任され、ひと段落したのがちょうど4月頃だった。連休もありそのまま無気力になってしまった」(20代/サービス・販売系)といったエピソードが寄せられた。

「5月病かも」と感じた時の症状については、1位「疲れやすい」・「気分が落ち込む」(各72.2%)、3位「やる気がおきない」(71.8%)、4位「不安になる」(51.5%)となり、1~3位が僅差で続く結果となった。

気分が落ち込んだ時、どのように解決したか聞くと、1位「仕事以外の気分転換をする」(57.4%)、2位「家族・友人に相談」(48.4%)、3位「睡眠をとる」(44.4%)がトップ3にランクイン。この結果から、「上司・同僚に相談」「転職」「仕事内容を変える」といった直接的な対策よりも、仕事以外で解決する人が多いことがわかった。

※同調査では、環境が変わったときに起きる気分が落ち込む症状を「5月病」と定義している。