女子ゴルフの国内メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」の最終日が5月9日、茨城ゴルフ倶楽部の東コースで行われた。この日2位でスタートした西村優菜(20)が逆転劇を演じ、見事にツアー通算2勝目、メジャー初優勝を達成した。

  • メジャー初優勝を達成した西村

プラチナ世代初の国内メジャー王者

最終日は新世代を中心に混戦模様を呈した。特に中盤は12アンダーで単独首位を走る高橋彩華(22)と、それを1ストローク差で西村と大里桃子(22)が追う熾烈な展開が続いた。

西村は結果、6バーディー、1ボギーの67でプレーし、14アンダーをマークした。この日は3打差の2位タイからの発進だったが、8ホール目でトップに並び、その後も12、13ホールと連続でバーディーを記録するなど、底力を見せつける。

全日ともアンダーパーの60台で回り、古江彩佳、安田祐香などの実力者がそろう2000年度生まれの「プラチナ世代」から初の国内メジャー王者に輝いた。

  • 試合終了後、勝利を喜ぶ西村

西村は試合後に会見に臨み、「メジャーは自分の中で高い位置付けなので、勝ちたいという思いは強かったです。でも、試合中にそれを出さないよう(感情を)コントロールしていました。目の前の一打に集中して、18ホールを一打一打プレーしていました」と振り返った。

めざましい活躍を見せる同世代に対しては、「今まで仲間に刺激をもらいながら頑張ってきたので、自分が勝つことで同世代がレベルアップすればいいと思うし、自分もみんなに負けないように成長したいと思います」と謙虚な姿勢を崩さない。

  • 西村は涙を浮かべながら母へ感謝の言葉を贈った

この日はちょうど母の日で、西村は「いつも自分のゴルフに付いてきてくれていて、母が犠牲になっている部分はあると思うので、この日に勝てたのはうれしいです。『いつもありがとう』と伝えたいです」と、涙を浮かべながら感謝を口にした。

黄金世代の高橋は最終日に崩れる

2位は11アンダーで大里、臼井麗香(22)、稲見萌寧(21)が続いた。特に稲見はこの日、13位からスタートして6バーディー、ボギーなしで激しく猛追。結果は及ばなかったが存在感を示し、試合後は「スタートダッシュに出遅れてしまったので、そこが今後の課題。来週から切り替えてまた頑張りたいです」と語った。

  • 最終日に調子を上げ、13位から2位にまで追い上げた稲見

首位で最終日を迎えた「黄金世代」(1998年度生まれ)の高橋は思うようにプレーできず、12番ではダブルボギーでスコアを2つ落とし、10アンダーで5位に終わった。

  • 単独首位で最終日を迎えた高橋だったが、惜しくも調子は崩れてしまった

高橋は試合後、「最終日に崩してしまったのはすごい悔しいけど、上りでバーディーを取れたのは次の優勝争いにつながるかなと思いました。あとは最終日だけっていう感じなので、また次のチャンスがきたら試行錯誤しながら、早く優勝できるように頑張りたいです」と話した。