5回に逆転の右越え2ランを放つ阪神・糸井 (C)Kyodo News

◆ 大山離脱もなんの!接先制しカード勝ち越し

 阪神が2連勝で今季のDeNA戦3カード連続の勝ち越し。デーゲームは引き分け1つを挟み14連勝となり、貯金は今季最多を更新する「14」となった。

 打線は相手先発のピープルズに3回までパーフェクトに抑え込まれていたが、1点を追う5回に先頭の4番・佐藤輝明が四球で出塁すると、続くサンズの左中間を破る二塁打で一走・佐藤輝が一気に同点のホームイン。さらに今季2度目のスタメン起用となった6番・糸井嘉男が右中間スタンド中段に飛び込む勝ち越し2号2ランを放った。

 投手陣は先発のガンケルが右肩のコンディション不良で3回限りで降板したものの、2番手の馬場皐輔が3イニング無失点の好リリーフ。終盤3イニングを岩貞祐太、岩崎優、スアレスの必勝リレーで逃げ切り、馬場に今季初勝利(1勝0敗2ホールド)が記録された。

 9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に電話出演した解説の金村義明氏は、「投打ともに今年のタイガースの選手層は分厚い」と、首位を走り続けるチーム状況に言及した。

 「佐藤輝明は『4番』でも堂々としている。打撃はさることながら、守備と走塁も。一塁から長駆ホームインする走力も大したもんですよ。守備もサードってこんなに簡単だったんかなって思うくらい難なくこなすんですよ」と、コンディション不良の大山悠輔に代わって「4番・三塁」で出場しているドラフト1位ルーキーのプレーぶりを絶賛。この日は7試合ぶりの無安打に終わったが、走攻守全てでの奮闘ぶりを評価した。

 また、今季2試合目の先発で殊勲弾を含む2安打2打点と気を吐いた糸井、4月20日の今季初昇格から7試合連続無失点の好投で今季初勝利を手にした馬場の働きぶりも評価し、「この選手層の厚さというのが、いま阪神が強い理由。当分はダダっと落ちていかないだろうと思います」との見解を示した。

 同番組にスタジオ出演した高木豊氏も「柔軟性がありますよね」と阪神の戦いぶりを評価。「大山が抜けたら、佐藤輝を三塁に持っていって4番を打たせるとか。それと“2番最強説”ということが言われているなか、糸原を2番に置いて、しっかりしたクリーンナップに繋いでいる。バントあり、エンドランあり、ヒッティングあり。凄くチームに柔軟性を感じますよね。ホームランが出ないときは足を使ったり。ものすごく柔軟になってきましたよね」と戦略面での幅が拡がったことも、阪神が首位を快走している要因にあると分析した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』