ディー・エヌ・エー(DeNA)は4月30日、2021年8月に拠点体制を変更し、本社を移転する予定だと発表した。同社はこれまで渋谷ヒカリエに本社を構え、初台や新潟などにもオフィスを展開していたが、本社をWeWork渋谷スクランブルスクエアに移転し、新たに神奈川県の横浜にも拠点を構える。

  • 写真:渋谷スクランブルスクエアの外観 提供:WeWork

同社はアフターコロナにおいても、リモートワークは継続する見込みで、オフィスの効率化と社員の多様性のある働き方を推進するために本社の移転と新拠点を構えることにしたという。

同社は現在リモートワークが浸透し、新しい働き方への対応が必要になる中でも、目的に応じて「集まる場」としてのオフィスの場所は重要性が高いと考えており、アクセス性の良い渋谷に引続き本社を構えることにしたという。また、スポーツやスマートシティを中心にさまざまな事業で神奈川に根ざして事業展開するために、横浜にも拠点を持つ。

本社移転に伴い、リモートワークを織り交ぜた新しい働き方の実現により座席の縮小による効率化を図るが、オフィスという場を大切にし、社員同士の繋がりを生むコミュニケーションスペースの創出や働きやすい設備や機器の整備等、場の創出を行っていく予定としている。