ダイヤモンド・ヒューマンリソースは4月21日、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象とした「ダイヤモンド就職先人気企業ランキング調査」の結果を発表した。

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ダメージの少ない大手企業が人気

調査は2020年11月27日~2021年3月22日、「ダイヤモンド就活ナビ2022」に会員登録している、就職活動中の大学3年生と大学院1年生(文系:国公立大学90大学 私立大学24大学とその大学院生/理系:国公立大学93大学 私立大学20大学とその大学院生)計5,637人を対象にメールと手渡しによるアンケート形式で行われた。

文系男子は、「伊藤忠商事」が2年連続1位を獲得。次いで2位「東京海上日動火災保険」、3位「三井住友海上火災保険」、4位「三菱商事」、5位「損害保険ジャパン」と続いた。これまで絶対的な強さを誇っていた総合商社は、2001年調査以来20年ぶりに、トップ10に2社のみとなった。また、デベロッパーが順位を上げるなど、経済活動自粛の影響や業績ダメージの比較的少ない大手企業に人気が集まる結果となった。

  • 文系男子ランキング

理系男子は、「ソニーグループ」が18年ぶりに首位を奪還。コロナ禍に伴う巣ごもり需要の継続も影響し、ゲーム・ネットワークサービス分野、音楽分野で好調な業績とともに人気が復活した。2位は「三井物産」、3位は「伊藤忠商事」で、9位の「三菱商事」を含め、トップ10に総合商社が3社入った。

文系女子は、「東京海上日動火災保険」が昨年に続き1位を獲得。また、2位「伊藤忠商事」、3位「三井住友海上火災保険」、4位「損害保険ジャパン」、9位「三井住友海上銀行」となり、トップ10にダイバーシティを推進している大手金融機関が4社ランクインした。

理系女子は、「森ビル」が調査開始以来初の1位を獲得したほか、2位「NTT都市開発」、3位「三井不動産」と、デベロッパー3社が上位を独占。この他、5位に「日清製粉グループ」、6位に「森永製菓」が入るなど、食品業界から4社がトップ10にランクインした。