「らでぃっしゅぼーや」、ふぞろい食材限定の販売サービス開始 フードロス削減を目指す

食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地は4月5日、食材宅配サービス「らでぃっしゅぼーや」において、契約生産者が生産したこだわりの野菜から出荷規格に満たない野菜を中心に、水産品や畜産品などのフードロス食材を活用して、新しい価値を提供するサービス「ふぞろいRadish」を開始した。高まるエシカル消費需要に対応を図り、フードロス削減を目指す。

「ふぞろいRadish」は、ふぞろいの農作物・畜産物・水産物、ふぞろい食材を使用した加工品など、全国約4000軒の契約生産者のふぞろい食材のみを販売する新サービス。商品は、サイズ、形、色、キズの4つの観点でふぞろいの理由をわかりやすく紹介。どのような理由で「ふぞろい(不十分、偏りなどを含め)」なのかのを包み隠さずに伝え、買い手がそれを理解したうえで気持ちよく購入できるよう情報を提供するとしている。


ふぞろいの農作物・畜産物・水産物、ふぞろい食材を使用した加工品などを販売

使い方が限定される食材なども、余さずに食べる美味しいおすすめな食べ方を紹介するレシピや献立を提案。また、だれでも楽しめるよう、ふぞろい食材を加工してプラスの価値を加えた「アップサイクル品」の開発にも力を入れていくとしている。

提供商品数は40アイテム(予定)からスタートし、ふぞろい農作物の「鬼花トマト」(448円/税込)、ふぞろい食材を使用した加工食品の「ふぞろい魚介のパエリア」(1393円/税込、4~6皿分相当)などがラインアップ。2022年末には年間100アイテムを販売予定としている。


「ふぞろい魚介のパエリア」

日本におけるフードロスは、年間約612万トン(2017年 農林水産省推計)といわれ、SDGsへの関心の高まりとともに、コロナ禍における飲食店需要減の影響をうけた生産者、行き場を失ったフードロスの食材や、環境保全意識の高まりからエシカルな商品に関心を寄せる人が増加している。「らでぃっしゅぼーや」では、1988年の創業以来、持続可能な社会の実現を理念に掲げ、環境負荷の少ない自然栽培で育てた野菜・果物を中心に、こだわり食材の提供に注力している。2001年からは、購入者と生産者をつないだ資源循環サービスとして、各家庭で出た野菜くずを乾燥させたものを回収し、契約生産者に届けてたい肥に使用してもらう循環システム「エコキッチン倶楽部」を導入するなど、積極的にサステナブル社会実現に向けた取組を展開している。今回、さらに前進した取組として、フードロス削減を目的とし、ふぞろいな食材のみ販売する「ふぞろいRadish」を立ち上げ、エシカルな商品購入意欲のあるユーザーが買い求めやすい新サービスとして本格展開する。

サービス開始に伴い、「ふぞろいRadish」に提供する有機栽培あゆみの会の伊藤晴夫さんは、「中身は変わらない。中身って、つまりは味。おいしさ。ちょっとでも曲がってたり傷があると、ジュースなどの加工用原料になってしまっていましたが、やっぱり『人蔘』を作るからには、『人蔘』として食べてもらって喜んでもらえるのが一番嬉しい。苦労して作ってた作物がちゃんと買ってもらえる、食べてもらえるようになれば、もう少し農業に希望を見出してくれる若者も増えるかもしれないですね」とコメントを寄せた。


有機栽培あゆみの会の伊藤晴夫さん(写真右)


「ふぞろいRadish」
https://www.radishbo-ya.co.jp/brand/fuzoroi/