【コロナ禍で利用者増】『まんが王国』運営のビーグリー・吉田社長の「忘れられない言葉」

一方聞いて沙汰するな

 変革には、意見の対立がつきものです。この言葉は江戸末期、保守派と革新派の間に立ちながら可能な限り物事が平和に進むよう努めてきた篤姫(大河ドラマ)の言葉です。

 人はどうしても一方の意見に傾きがちですが、意見が対立したら双方の言い分を聞いてから判断を下すべきということです。

 すぐに物事を判断したい性格で、何度も失敗した経験から、この言葉を心に留めています。

 当社は、国内最大級の電子コミックサイト『まんが王国』を運営していますが、出版とネットサービス、大企業とスタートアップという構造でも同じことが言えると思います。

 ガラケー時代の06年から電子コミック事業を始めたものの、当初は作品が集まらず、地道に作家と直接契約を開始。また、配信システムや契約管理なども自社で行うことで中抜きのビジネスモデルを構築。その結果、消費者と作家に還元できるビジネスモデルができ、支持を得ています。小説投稿サービスの「ノベルバ」や出版社の「ぶんか社グループ」の株式を取得し、オリジナル作品の強化も進めています。これからも篤姫の言葉を心に留め、コンテンツプロデュースカンパニーを目指します。