米ディズニー、テーマパーク従業員のドレスコードをジェンダーニュートラルに改訂

米ディズニーが、米現地時間2021年4月13日に関連テーマパークの従業員のドレスコードに関する制限を緩和することを発表した。

ディズニーのテーマパーク部門のジョシュ・ダマロ会長は、ディズニーが「ヘアスタイル、装飾品、ネイル、コスチュームの選択や、目に見える場所へのタトゥーのような個人の表現に関してより柔軟な対応を許可する」ことを発表。

ディズニーのテーマパーク従業員たちは、1950年代にカリフォルニア州アナハイムに最初のディズニーランドが開業して以降、非常に厳しいドレスコードを課されてきた。これまでも、2020年にはリーダーズ・ダイジェスト誌により爪の長さやピアスといった、伝統的なジェンダー役割を示すような一部の規定が明かされ、それらは既に改定されていた。また、オーランド・センチネル誌もこれまで幾度かこうしたルールの緩和について発表しており、例えば、1994年には女性の従業員たちがアイシャドウとアイライナーの使用を許可され、2010年には袖のないトップスとサブリナパンツ(女性用の細身の八分丈程度のズボン)、つま先がオープンになったスリングバックシューズの着用、2012年には男性に短い髭を生やすことを認めている。

これらの基準はディズニーの定める行動基準である安全・礼儀正しさ・ショー・効率の「4つの鍵」の一部であった。しかし、近年ダマロ会長は5つ目の鍵である「多様性の受け入れ(inclusion)」を加えたことを発表した。ダマロは「これまで4つの鍵だったものは多様性を受け入れるという新たな一つを加えて、5つの鍵になります。この5つの鍵に則り、私たちはお客様と交流し、協力してディズニーテーマパークの次の時代を作り上げ、私たちのビジネスの未来に関する決定をしていきます」と、語った。

また、ダマロ会長は、この改革のゴールを「より多彩な表現と責任を組織中で共有すること」としている。彼は、ディズニーがドレスコードを改定した理由として「現代の職場として適切なものであり続けるというだけでなく、従業員たちが自分たちの文化や個性をより自由に表現できるようにするためだ」と、語った。

ディズニー従業員たちのドレスコードの緩和は、テーマパークに於ける時代にそぐわない側面の改修を決定した中で行われた。1月には、ディズニーランドの開業当初からある古株のアトラクション「ジャングルクルーズ」の内容が刷新されることを発表。同アトラクションには、アフリカ先住民の描写を含め、人種差別的な要素が含まれているが、それらの描写が削除されるようだ。フロリダ州オーランドのマジックキングダムにあるアトラクション「スプラッシュマウンテン」では、そのテーマを1946年の映画『南部の唄』としていたが、ディズニー作品では初めてとなるアフリカ系のプリンセスを題材にした2009年の『プリンセスと魔法のキス』をテーマにしたアトラクションに変更すると発表している。

From:Gender-Neutral Haircuts and Visible Tattoos: Disney Loosens Rules for Theme-Park Employees