SKE48斉藤真木子が語る、最後の同期・高柳明音の卒コン「もう12年間は戻ってこないんだなと」

4月10日(土)、11日(日)に名古屋の日本ガイシホールでSKE48高柳明音、松井珠理奈の卒業コンサートが開催された。初期からグループを支えてきた2人の大きすぎる卒業。そのコンサートをSKE48のキャプテンであり劇場支配人でもある斉藤真木子はどう見たのか。まずは同期・高柳明音の卒コンについて聞いた。(3回連載の1回目)

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――2日間3公演、お疲れ様でした。

斉藤 去年のエコパアリーナ(静岡県)のコンサートとは比べものにならないくらい疲れました……。卒業コンサートならでは喪失感が乗るぶん、疲れを感じるんでしょうね。

――まずは土曜日の高柳明音さんの卒コンの話から聞かせてください。特に印象的なシーンは?

斉藤 2曲目の『兆し』は曲の力を感じました。1曲目に明音ちゃんが『愛の数』をソロで歌って、会場を温めてからの『兆し』だったんですけど、これがSKE48のコンサートだよなと思えるような空間でした。リハーサル時から明音ちゃんが「腿上げひとつでこのコンサートが決まるんだよ」とみんなに話してくれていたので、それはちゃんとできていたと思います。『兆し』だけじゃないけど、明音ちゃんが自分のそばに置くメンバーをちゃんと意味のある子にしていたのも印象的でした。

 個人的には、『背中から抱きしめて』『リオの革命』『JESUS』という、2期生にとって思い出深い曲を3曲続けて踊ったことも忘れられません。まずは私と2人で踊って、『JESUS』では全メンバーで踊る流れに持っていく腕は見事でした。大箱ならではの演出だし、見応えがありますよね。

――チームKIIのデビュー公演「会いたかった」の3曲ですが、2期生はレッスンでつらい思いをしたんですよね。誰かが一度でも間違えたら、もう一度初めからやり直しとか。

斉藤 当時のレッスン場の空気を現役メンバーは私たち以外経験していないけど、今回のリハーサルで同じような緊張感を持ってくれたと思います。それがよかったのかな。全体的な印象でいえば、明音ちゃんは着替え以外、ほとんどすべての時間をステージで過ごしましたが、その心意気はすごいことです。これが卒業コンサートだなと感じました。

――リハーサルで印象的だったことは?

斉藤 明音ちゃんが重点的に話してくれていたのは、「なぜこの曲をこの子たちと歌うのか」という点です。かわいい曲をかわいいイメージの子に当て込むということではなくて、この子たちにはこうなってほしいとか、今までこの子にはこう思っていたとか、彼女の思いを曲で表していたのが特徴的なコンサートでした。私はパフォーマンスを重視しちゃうんですけど、明音ちゃんってそうじゃないんです。そのメンバーのパフォーマンスじゃない部分をよく見ているんでしょうね。

――斉藤さんとしては最後の同期が卒業することになりますね。

斉藤 同期という存在は1秒でも長く一緒にいたいものなんです。それを実感したのは、ラストシーンです。ゴンドラに乗った明音ちゃんが天井へと消えていくわけですけど、その瞬間、初めて「あ、いなくなっちゃうんだ……」と思いました。それまでは楽しさが上回っていたので泣くこともなかったけど、ラストで初めて泣いてしまいました。舞台裏に戻ればすぐ会えるし、卒業してからも会おうと思えば会えるけど、明音ちゃんを見上げながら、「もう今までの12年間は戻ってこないんだな……」と感じていました。

 まあ、その直後に明音ちゃんは戻ってくるんですけどね(笑)。そうやって楽しいサプライズを用意してくれるのもまた明音ちゃんらしいなと思いました。

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