「ブリトニーを放っておいて!」嗚咽まじりで訴えるファンの動画、478万円で落札

インターネット・セレブリティでコンテンツ・クリエイターのクリス・クロッカーが、かの有名な2007年の動画「Leave Britney Alone(ブリトニーを放っておいて!)」をデジタル資産NFT(非代替性トークン)として競売に出し、4万4000ドル(478万円)で売却した。

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クロッカーは4月9日、NFTマーケットプレイスFoundationで動画を売りにかけた。当初の入札価格は10イーサリアム(NFTの売買でよく使われる仮想通貨)、2万3729ドル20セント相当だった。オークション履歴によれば、その後1週間2人の買い手の間で激しい入札合戦があったもよう。競売は4月12日に終了し、最終的に18.6942イーサリアム、約4万4477ドル61セントで落札された(落札者の身元は公表されていない)。

クロッカーが「Leave Britney Alone」動画を投稿したのは2007年。クロッカーは動画の中で、その年のMTVビデオ・ミュージック・アウォードのパフォーマンスで散々悪態をつかれたブリトニー・スピアーズを涙ながらに弁護した。NFT作品に添えられた紹介文にも書かれているように、動画をアップロードしてから24時間以内で閲覧回数は200万回を突破。ほどなくメジャー系のメディアでも紹介された。

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「この動画は、性的に倒錯した高校中退のティーンエイジャーだった私が、祖母の寝室で撮影したもの」とクロッカー。「あのメッセージが数年後、どんな影響を及ぼすことになるかなんで想像もしなかった。もしかしたら社会はようやく理解し始めたのかもしれない」

Business Insiderの取材でクロッカーは、動画をNFT作品として販売することにした理由を説明した。クロッカーいわく、何年もパロディ化されてきた作品とその意義を取り戻すため、というのがひとつ。またあの動画のせいで「自分が彼らの代表格になったことに当惑した」ゲイコミュニティで好ましくない評判を受けた、とも言っている(ゲイクラブで暴行を受けたり脅迫状を受け取ったりしたこともある、と本人は主張している)。だがクロッカーは、金もうけのために動画を作ったわけではないとも述べた。動画は当初MySpaceに投稿されたが、第三者によってYouTubeにシェアされ、そこで数百万回も閲覧された。

「その後14年間、(動画からは)脅迫状の他は何も受け取っていない」とクロッカーは語っている。

from Rolling Stone US