GMOペパボ、ハンドメイドマーケット「minne」と台湾発のグローバル通販サイト「Pinkoi」が共同企画を実施、アジア圏のハンドメイドデザイナーズ業界の活性化を図る

GMOインターネットグループのGMOペパボが運営するハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)byGMOペパボ」と、ピンコイが運営する台湾発のグローバル通販サイト「Pinkoi(ピンコイ)」は4月15日、共同企画「My Creation To The World」をスタートした。アジアを代表する2つのマーケットサービスによる共同企画となり、第1弾として、海外販売に関する意識調査の結果とトップ対談の公開、SNS企画を発表を行った。アジア圏のハンドメイドデザイナーズ業界の活性化を図る。

ハンドメイドマーケット「minne byGMOペパボ」(以下:minne)と台湾発のグローバル通販サイト「Pinkoi」は、このほど開始した共同企画の第1弾として、両サービスで活動する作家・ブランド・デザイナー(以下、作り手)を対象とした「作り手の海外展開・販売に関する意識調査」と、サービストップ対談記事を公開し、「My Creation To The World」への意見収集や作り手同士の交流機会創出のためのSNS企画を発表した。

「作り手の海外展開・販売に関する意識調査」は、「minne」と「Pinkoi」がそれぞれのサービスに登録する作り手、合計2705人を対象に調査を実施したもの。調査機関は2021年3月23日~28日。

【<画像6点>「作り手の海外展開・販売に関する意識調査」の結果は?】

ブランドの活動拠点になっている地域を尋ねた問いでは、「minne」で活動する作り手の99.7%が日本と回答し、「Pinkoi」で活動する作り手の74.6%が台湾と回答した。各サービスの運営会社がある地域で活動する作り手がもっとも多い一方で、「Pinkoi」には、香港(16.0%)、日本(9.4%)で活躍する作り手もおり、「minne」には少数ではあるものの台湾やアメリカで活動する作り手もいる結果となった。



また、「Pinkoi」は越境ECサイトということもあり、今回の調査では回答がなかったもののタイや欧米などで活躍している作り手も多くいるとしている。海外で活躍する作り手の中には、ブランド・制作拠点は海外に置き、発送は購入者の居住地にいるスタッフに委託している作り手もるという。特に日本からの購入が多い「minne」を利用して海外で活動する作り手は、このような体制の作品販売をすることが多いと推測されるとしている。

インターネット上での海外の顧客への販売経験を尋ねた問いでは、全体で44.0%の作り手が販売経験があると回答した。中でも、11回以上海外向け販売経験があると回答した作り手は香港で71.2%、台湾で59.8%であったのに対し、日本では11.3%となり、作り手の活動地域によっても大きな違いがあることがわかった。また、海外のお客様への販売には、販路拡大や言語の壁を越えたコミュニケーションなど国内の販売では得られないやりがいがあることが調査結果から分かったとている。



海外向け販売・ブランドの海外展開(以下、海外展開)に当たって不安に感じていることを尋ねた問いでは、全体で77.1%もの作り手が「物流や配送」と回答しており、多くの作り手が購入者のもとにしっかり作品が届くか不安に感じていることがわかった。また、地域別に見てみると、「物流や配送」以外では、日本を活動拠点としている作り手は、「購入者とのコミュニケーションやサポート」(日本:76.0%)を多く挙げているのに対し、台湾を活動拠点としている作り手は、「商品や作品のプロモーション」(台湾:75.6%)を多く挙げており、地域によっても違いがあることがわかった。「minne」と「Pinkoi」では、海外の購入者とのコミュニケーションや海外への配送などの支援に関するサービス導入や取り組みを通じ、作り手の海外展開を推進している。



海外展開への意欲を5段階(5:とても興味がある~1:全く興味がない)で尋ねたところ、「興味がある」(選択肢:5・4)と回答した作り手が80.3%となり、多くの作り手が海外展開への意欲を持っていることがわかったとしている。利用としては、「作品の可能性を試したい」(74.4%)を挙げた作り手が最も多く、次いで「販路拡大をしたい」(57.1%)、「SNS等で海外のアカウントからすでに反応があるため」(23.0%)となった。このことから、海外にも自分の作品を届けたいという前向きな思いを持った作り手が多いことがわかる。また、コロナ禍で、特に海外の方と交流しづらい昨今、インターネットを活用して海外とのつながりを持ちたいと考えている人も多いと考えられるとしている。



今回の調査では、作り手の海外展開への意欲が高いことがわかった一方、海外展開に際し様々な不安を感じていることもわかったとし、「minne byGMOペパボ」と「Pinkoi」は、海外展開の意欲がある作り手に対して、海外展開への不安を低減し、オンライン・オフラインでのチャレンジの場を今後も継続的に提供できるよう、様々なサービスや企画を検討していくとしている。





サービストップの対談記事の公開については、GMOペパボminne事業部の新井正樹部長と、ピンコイのピーター・イェン代表取締役社長の対談記事を、Webメディア「minneとものづくりと」(日本版)、「Pinkoi Zine」(台湾版)にて公開を開始した。アジアのものづくり・クリエーションの現状や、今後の世界展開に向けて両サービスが取り組むべきことなどを「minne」と「Pinkoi」それぞれの視点で語っている。

さらに、「My Creation To The World」への意見収集や、「minne」や「Pinkoi」で活動する作り手同士の交流機会創出のためのSNS企画を実施。「Twitter」「Instagram」「Facebook」にて、共通のハッシュタグ「#MyCreationToTheWorld」をつけた投稿を募集。今回の取り組みを皮切りに「minne」と「Pinkoi」を利用するユーザー同士が国境を超えて交流する機会が増えることを目指し、海外に届けたい作品のアピール/ブランドの紹介、トップ対談の感想、両社のコラボに期待すること、海外販売に関する議論やTipsなどの投稿を呼びかけた。ハッシュタグの内容は2社で確認し、今後の取り組みの参考にするとしている。

「minne」は、75万を超える作家・ブランドによるアクセサリーやステーショナリー・家具・生活雑貨・食品など幅広いジャンルの1325万点以上のハンドメイド作品を販売・展示する、日本国内最大規模のハンドメイドマーケット。企業や自治体、エンターテインメントコンテンツなどとのコラボレーションによるハンドメイドの認知拡大や作家・ブランドの活動支援、ハンドメイドの魅力を伝えるイベントの開催など、様々な活動を行っている。また、海外からも「minne」で作品を購入できる越境ECサービス「WorldShopping BIZ(ワールドショッピングビズ)チェックアウト」の導入や、台湾や韓国でのハンドメイドイベントへの参加、登壇など、作家・ブランドの活動の場を海外に広めると共に、日本のハンドメイドの魅力を世界に広めるための取り組みも行ってきた。

一方、「Pinkoi」は、審査を通過した2.5万を超える台湾・香港・中国・タイ・日本などのデザイナーによるアクセサリー・ファッション・ステーショナリー・雑貨・食品など、190万点以上のアジアの最新のデザインプロダクトを販売する、台湾発・アジア最大級のグローバル通販サイトで、会員数は全世界で約400万人に上る。台湾をはじめ各国での「Pinkoiマーケット」など、デザイナーと買い手とが直接交流できるオフラインイベントの開催や、世界的なIPキャラクターとデザイナーとのコラボレーションアイテムの制作など、デザイナー・ブランドがグローバルな舞台で活躍できるような支援を行っている。EC事業の他にも、ワークショップ、文化創造産業への投資などのサービスをグローバルに展開しており、アジアを中心としたデザイン市場のビジネスエコシステム(事業生態系)を広げ、国を越えた理想的なライフスタイルを提案できるサービスを目指している。

日本および台湾を代表するものづくりのプラットフォームとして、それぞれハンドメイド・デザイナーズ市場を活性化させるため活動してきた両社は、日本・台湾・香港を含むアジア圏のハンドメイド・デザイナーズ市場の活性化のみならず、市場におけるハンドメイド作品・デザインプロダクトの価値向上、世界各国での認知拡大を目的に、共同企画「My Creation To The World」の実施に至ったとしている。企画名「My Creation To The World」には、自分のクリエーションを世界に広げていきたいと思っている作り手や、ハンドメイド作品やデザインプロダクトが好きな人々がつながるようにという思いが込められている。両社は今後も作り手の活動機会創出やハンドメイド・デザイナーズ業界の認知拡大のため、共に様々な取り組みを検討していく考えを示した。