意外な高評価に深まるゴースト疑惑…作詞家・クロちゃんを直撃「本当に自分で書いてます?」

炎上芸人として世間をヒートさせ続ける安田大サーカス・クロちゃんだが、意外な作詞の才能に注目が集まっている。『水曜日のダウンタウン』(TBS)で「豆柴の大群」に提供した曲の詞をスタジオにいたヒャダイン(前山田健一)や川谷絵音(ゲスの極み乙女。/indigo la End)が絶賛するのを目にした人も多いことだろう。

だが、評価が高まれば高まるほど、深まる「疑惑」がある。それはズバリ、ゴーストライターがいて本人は書いていないのではないかという疑惑である。今回、その疑惑をストレートに本人にぶつけてみると、「作詞版の佐村河内守なんて聞いたことないしん!」と一笑に付し、饒舌に語り始めた……。

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「基本的に歌詞を作るときは曲先なんです。まず音源を渡されるじゃないですか。そこには楽器で弾いたメロディのガイドじゃなくて、仮歌が乗っているケースもあるんですね。だから僕は音源も2~3回くらいしか聴かないんですよ。その仮歌の歌詞に引っ張られたくないので」

 また、ヒャダインや川谷絵音といった現役ミュージシャンから絶賛の声が絶えないことに関しては「いや~、本当にありがたいことです」とまんざらでもない様子だ。

「箔がつきましたよね。いまだに作詞家としての僕を批判するということは、ヒャダインさんや川谷さんにダメ出ししているのと同じですから。逆に僕の歌詞に難癖をつけている人に聞いてみたいですよ。『あなたたちはヒャダインさんや川谷さんよりも音楽的な才能を持っているんでしょうか?』って(笑)」

 挑発的な憎まれ口を叩くのはいつものことだが、一方で「作詞のセンスを褒めていただけることはすごくありがたいんですけど、僕は天才なんかでは決してないですよ」と謙虚な姿勢も崩さない。作詞家としては駆け出しで、学ぶことだらけだと主張するのだ。

「1曲の歌詞を作るために、大体200個くらいフレーズを組み立てていますからね。その中で選んだ20~30個くらいだけをみなさんが耳にしているので『意外にやるじゃん』という話になっているのかもだけど、実際はもがき苦しみながらひねり出しているような部分もありますし。歌詞を書き溜めているノートはすでに4冊くらいになりますけど、それとは別に携帯のメモにも書いていますから。自分でもどれくらい書いたのかわからないです」

 発注を受ける際、豆柴の大群の所属事務所・WACK側からの要望は一切ないという。テーマも含めて、すべてお任せの状態。「今回は堕天使についての曲にしようと思います」「失恋の歌です」などクロちゃんがプロデューサー・渡辺淳之介氏に曲想を説明する流れだ。

 逆に譜割りや韻の踏み方などの音楽的な面に関しては、クロちゃんがWACK側に相談することになる。実際、「こういう内容にしたいんだけど、どうしても音にハマらないんです」などクロちゃんから渡辺氏に相談するケースはかなり多いという。

「歌詞って『誰に向けて書くのか?』を意識することが大事だと思うんですよ。僕の場合は豆柴のメンバー5人、そしてファン、最後に僕自身……そこに対するメッセージになっています。≪スキップしながら唾かけて≫(豆柴の大群『りスタート』)というフレーズにしたって、あれは僕が歌詞に実人生を乗せているからこそ思いつくものでね。≪無駄じゃないよ 経験したすべて≫という『りスタート』のメッセージは、豆柴の大群5人に向けたメッセージであると同時に、自分が44年間の人生で辿り着いた結論でもあるんです」

 衝撃的な『りスタート』での作詞家デビューから『ろけっとすたーと』で評価をさらに強固なものとしたクロちゃんだったが、3作目の『ドンクサハッピー』で転機が訪れる。2ndシングル『ろけっとすたーと』はWACK側が用意した『大丈夫サンライズ』と直接対決することになり、結果的にクロちゃんが勝利を収めたものの、メンバーたちは『大丈夫サンライズ』を支持。嫉妬深いクロちゃんの感情に火がついた。

「正直、かなりムカつきましたね。『せっかく俺が作詞家として世間で評価され始めているのに、肝心のお前らが気づかないでどうする!』という、やり場のない怒りです。『だったら俺だってカッコいい系の曲を作ってやるよ!』という怨念のパワーが『ドンクサハッピー』の原動力になったんですね。まぁ、それも含めて全部の歌詞が僕の実人生ですよ」

 果たして作詞家としてのクロちゃんは今後どこに向かうのか? 現在の活躍ぶりを見るに、豆柴の大群以外の楽曲を手掛けることになっても不思議ではないだろう。実際、本人も「作詞家として、もっと大きなステージを目指していきたい」と目を輝かせながら夢を語る。

「一部報道によると、どうやら東京オリンピックの開会式と閉会式が演出面で揉めているそうじゃないですか。様々な事情があるはずだから本当に大変でしょうけど、だったらクロちゃんを利用してほしいなと思っています。僕、東京五輪のテーマソングを書きたいんですよ。国歌レベルの歌詞を作るから、それで盛大に開会式をやってほしい。日本国民全員が……いや、世界中のみんなが僕の歌詞を歌う場面を想像すると興奮してきますね。自分の可能性にワクワクして、夜、眠れなくなるほどです」

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