映画「東京リベンジャーズ」メイキング写真

和久井健原作による実写映画「東京リベンジャーズ」の撮影にコミックナタリーが密着した。

「東京リベンジャーズ」は主人公・タケミチこと花垣武道が、不良学生だった10年前にタイムスリップしたことから始まる物語。監督は英勉が務めた。

撮影は1月中旬に都内某所、川沿いの広場で行われ、タケミチ役の北村匠海、ドラケン役の山田裕貴、キヨマサ役の鈴木伸之、アッくん役の磯村勇斗、マイキー役の吉沢亮が参加。激突するタケミチとキヨマサのもとへ、ドラケンとマイキーがふらりとやって来る場面が捉えられた。

北村は血だらけになりながらも立ち向かうタケミチを力の限り表現し、一方の鈴木は北村を鋭くにらみつける。磯村は、ほかの不良たちとともにその姿をハラハラしながら見守り、山田と吉沢は意見を出し合いつつ撮影を進めていく。ドラケンがキヨマサの頭部ギリギリをめがけて金属バットを振り下ろすカットでは、「大丈夫?」と気遣う山田に鈴木が「いい音した!」と笑いかける一幕もあった。

以前から原作のファンだった北村は「タケミチを演じるなら僕がやりたい!と思っていたし、同じ時期に共演していた吉沢くんが『武道が匠海なら』と言ってくれたので、『マイキーが亮くんなら』というスタートを切りました」と回想する。そして「タケミチは喧嘩ではなく気持ちだけで、人の心を動かす人。なので自分もそんな座長でいようと心がけました。役作りはシンプルにそのくらいでした」と演じるにあたっての思いを言葉にした。

山田は原作のドラケンにより近付けるため、ブーツの中にソールを入れて15cm身長を上げたそうで「まとう雰囲気を特に意識しました」「見てもらったらわかる通り、やれることは全部やりつくしました」とコメント。吉沢は「原作のマイキーのキャラクター性が実写になった時に、あまりにマンガ的な表現にならないように落としどころを探りながら演じました。どの世代の方が観ても熱くなれる作品になればうれしいです」とアピールする。

そして磯村は「タケミチ(匠海)との距離をどれだけ育めるか、溝高のメンバーと呼吸を合わせられるかを意識して演じていました。なのでプライベートでも集まったりして絆を深めていきました」と役へのアプローチ方法を明かす。鈴木は「本当に卑劣なキャラクターなので、振り切って演じないとかえって作品をダメにしてしまうと思っていました。なので、撮影中は一切の良心を捨ててタケミチと対峙することを意識していました」と本作に懸けた思いを語った。

映画「東京リベンジャーズ」は7月9日に全国公開。

映画「東京リベンジャーズ」

2021年7月9日(金)全国公開

原作:和久井健「東京卍リベンジャーズ」(講談社「週刊少年マガジン」連載中)
キャスト:北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、鈴木伸之、磯村勇斗、間宮祥太朗、吉沢亮
監督:英勉
配給:ワーナー・ブラザース映画

(c)和久井健/講談社 (c)2020 映画「東京リベンジャーズ」製作委員会