「1秒でも早く離婚をして、自分らしい暮らしをしたい」「離婚さえできれば幸せになれる」と焦り、手当たり次第に情報収集をしている人もいると思います。離婚後に困窮しないためにも、離婚までの期間でしっかりと準備しておくことが重要になります。

◆離婚準備期間には、専門家のアドバイスをもらうことも一つの手
離婚したいと思う気持ちだけが先走って、それが目的になってしまう人がいますが、ちょっと待ってください。離婚後にも生活に困らず、安定した暮らしを営むためには、離婚を決心した時から解決までの間の「離婚準備期間」の使い方が重要になります。

この期間にしっかりと時間とお金の使いどころを設計しているか、いないかでその後の明暗が分かれるといっても過言ではありません。

ここでは、離婚準備期間に時間とお金を賢く活用して、将来の生計を最小限のお金で賄っていくための方法を解説します。

◆難しいことを専門家に意見を聞くメリットって?
離婚を考えた時には、節約を意識するあまり情報収集などを自分ですべて行おうと考えがちですが、専門情報の取得には個人では限界があります。専門家に相談して、自分に合った最新の情報を手に入れることが節約効果を高める秘訣といえるかもしれません。

自分だけで対応できないと思った人は、専門家の人を探してみましょう。専門家に相談するメリットを3つ挙げてみます。

メリット1. 低コストで離婚の具体的シミュレーションと、行動計画ができる。
メリット2. 専門家からのアドバイスで人生の選択肢を広げることができる。
メリット3. 正しい情報に早くたどりつくため、お金と時間が節約できる。

対面での相談先は、弁護士、ファイナンシャルプランナー、不動産会社などの専門家が候補になります。

また、専門家に相談することと同時に、自分でも情報収集をする場合は、公的機関のサイトを調べることが大事です。厚生労働省や法務省といった公的機関の発信する情報が信頼できます。例えば、「ひとり親世帯の支援」や「離婚をする時に考えておくべきこと」などを無料で学ぶことができます。

◆専門家の相談料金の目安とは?
弁護士、ファイナンシャルプランナー、不動産会社などの専門家に相談するとしたら、いくらくらいかかるものなのでしょうか。

◇弁護士相談
弁護士へ相談すると、離婚について法律的な面からの情報収集ができます。弁護士の相談料金は、日弁連の調査によると5000~1万円が多いようです。ただし、相談内容によって相談料金が異なる場合がありますので事前に確認をしましょう。

また、弁護士相談が無料でできる相談先として、市区町村の法律相談、法テラスの活用があります。ただし、法テラスの無料相談の場合は収入など一定の条件があります。事前に法テラスのHPで詳細の確認をしましょう。

相談したからといって必ずその弁護士に依頼をしないといけない、ということはありません。離婚の相談は長びくこともあります。お互いの相性を確認するためにも離婚準備期こそ、相談の活用がおすすめです。

◇ファイナンシャルプランナーへ相談
離婚前後の生活費の心配についてはファイナンシャルプランナーが適任でしょう。日本FP協会の調査によると、相談料金は1時間5000~2万円が多いようです。ファイナンシャルプランナーの相談では、暮らしのライフプランのシミュレーションを作成してもらうことができます。ライフプランの提案書作成などは別途料金を設定している場合があります。事前に確認をしましょう。

◇不動産会社へ相談
不動産会社には、離婚後の生活基盤である住まいの相談ができます。市区町村で開催されている不動産の無料相談では、不動産のプロである宅地建物取引業協会の会員が相談に乗っています。お住まいの地域により開催の有無が異なりますので確認をしましょう。

また、不動産会社へ直接問い合わせて新しいスタートを始める地域の情報収集もしましょう。

◆まとめ
専門家の相談は1時間あたりで設定されていて、料金は無料から2万円の範囲内であることがわかりました。

離婚は人生の分岐点を左右する大きな問題です。離婚準備期にこそ上手に時間とお金を活用して、自分にとって有益な情報収集することは大切です。それによって解決の選択肢が広がり、ムダな行動が抑えられ、結果的にムダなお金がかからない節約離婚へつながります。

文=小山 智子(マネーガイド)