マツダ3の走りはどう変わる?BBSホイール「RI-A」を履いて1本3キロ、計12キロ軽量化

レースの世界でもまれ、機能性を追求してきたBBSホイール。市販用でもその技術を継承し、徹底的に鍛え上げられたのが「RI-A」である。今回は、マツダ3を愛車とするモータージャーナリスト斎藤 聡氏が「RI-Aに履き替えたら?」をテーマにBBSホイールの真価を探った!


サスペンションのライトチューンに匹敵する!?

国内の最高峰レース、スーパーGTに実践投入されているレーシングホイールと同じ思想、同じ造形で作られた軽量高剛性な1ピース鍛造アルミホイールがBBSのRI-Aだ。市販車用アルミホイールでは少なからずデザイン性を重視するが、RI-Aは徹底的に機能性を磨き上げている。例えばホイールとタイヤの空転を抑制するアンチスリップペイントの採用や、脱着時にナット穴を傷めないようにブッシュ(ナット接触部)をスチール製とするなど、機能と信頼性を追求した設計としている。

もちろん、ホイールの真円性も大切。BBSの鍛造アルミホイールは真円性の高さに定評があり、じつはこの精度の高さがBBSの人気の大きな理由のひとつになっている。

言わずもがな、ホイールはクルマの運動性能を大きく左右する。その重さが走りに直結するのだ。そこでマツダ3用のRI-A(18インチ×7.5J インセット43)の重量を調べてみると、1本当たり8.0㎏と超軽量。同約11㎏の純正アルミホイールから履き替えればその差は歴然で、足元が軽く、足さばきが軽快になった、という感覚が得られる。

さすがに1本3㎏、計12㎏の軽量化となると走り出しから軽い。ブレーキの減速感もクリアになり、ステアリングを切り出した瞬間のクルマの応答がシャープだ。減速感がクリアになった、というのは感覚的な話なのだが、ブレーキの効きが強くなったという意味ではない。スピードがそぎ落とされていく感覚が確実に伝わってきて、安心感につながるといったニュアンスだ。ホイールの重量だけでなく回転する慣性重量も少なくなるわけだから、踏力に応じたクリアな減速感が得られるのだ。

ステアリングの応答性もこの辺りの慣性重量の軽減が効いていて、ダイレクトでシャープな応答として感じられるのだろう。

スポーティな乗り味に進化

RI-Aに履き替えてもうひとつ大きく変わるのが乗り心地だ。特に中高速域での路面追従性がよくなり、路面のうねりを精度よく伝えてくれる。段差やジョイントを踏んだときのショックも少なくなっている。

半面、低速域では路面の追従性がよくなるため、特に欧州プレミアムセダンに履かせると微細な凹凸を拾って乗り心地が硬く感じられるケースも。これは、もともと欧州プレミアム系は純正ホイールの重さを低速での乗り心地に利用しているから。といっても、極端に不快感が増すというわけではなくダイレクトな乗り味になるといった意味合いだ。

国産車の場合は、低速域の乗り心地にブッシュコンプライアンスを利用するケースが多くみられるためか、低速域での乗り心地にネガティブな印象を受けることはほぼないようだ。操縦性がいいといわれるマツダ3でも、低速域の乗り心地が悪くなったとは感じられない。硬い柔らかいでいうと多少硬いというか、ダイレクトに路面の凹凸を拾うが、ホイールの振動特性の違いによるものなのか、振動の収束が素早くスッキリした乗り味に変化。心地よいスポーティ感が際立ってくる。

RI-Aに履き替えれば、その違いははっきり確認できる。軽快かつシャープな乗り味成分が増す。サスペンションのライトチューンと同等かそれ以上の効果を期待していい。

〈文=斎藤 聡 写真=山本佳吾〉

■SIZE/PRICE
16インチ×7.0J/5万7200円
18インチ×7.5〜11.0J/8万1400〜9万6800円

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BBSジャパン
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