ECモールの売上最大化事業を展開するACROVE、2社から資金調達 採用を強化、D2C支援№1目指す

マーケットプレイス内の売上を最大化するEC事業を展開するACROVE(アクローブ)は4月5日、サイバーエージェント・キャピタル及びイーストベンチャーズを引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施した。今回の資金調達に伴い、採用のさらなる強化を図る。

ACROVEは、自社ブランド及び提携ブランドにおける、「Amazon」や「楽天市場」等のECマーケットプレイスでの成長をサポートする事業を展開している。従来運用コストが高かった各マーケットプレイスを統合して網羅的に管理できる独自開発のBIツール「ACROVE FORCE」を用いて、マーチャンダイジング(商品開発・MD)、ブランディング、パッケージング、サプライチェーン最適化、ロジスティクスの分野で強みを発揮。事業開始からおよそ2年という短期間ながら、現在の取扱ブランド総数は30を超えており、「EC・D2Cのプラットフォームカンパニー」として国内No.1を目指すとしている。


BIツール「ACROVE FORCE」

マーケットプレイスを利用し複合的にブランドを拡大するビジネスモデルは、「ロールアップモデル」あるいは「ECアグリゲーター」と呼ばれ、2021年現在、国内外で高く評価されている。2020年7~12月には、海外6社が相次いで大規模な資金調達を実施した他、米国ではユニコーン企業(企業価値が10億ドルを超える未上場企業)も生まれるなど急成長している。

一方で、国内では特有の問屋文化、楽天やYahoo!といった国内ECプラットフォームの台頭もあり、ロールアップモデルの実現には高いレベルのローカライズが必要となっている。ACROVEは、テクノロジー・組織・そして何より地の利を生かした戦略を用いて、国内シェアの拡大に努めていく考えを示した。

今回の資金調達に伴い、投資家であるサイバーエージェント・キャピタルのヴァイス・プレジデント北尾崇氏は、「荒井さんとお会いしたのは昨年でしたが、何度かお会いする中で起業家個人としての成長とチームの成長が著しく、新型コロナウイルスの影響も大きく受けて数年分時代が早まったと言っても過言ではないほど伸びているEC市場においては、このチームのように変化への適応力が極めて高いチームが最適だと感じ、応援させて頂くことを決めました」とコメントした。


サイバーエージェント・キャピタル 北尾崇氏

イーストベンチャーズのアソシエイト福海道登氏は、「創業期からのプロテイン事業の知見を活かして、大手コンサル会社や広告代理店には拾えきれない中小企業のEC運用の課題をEC事業者の目線で取り組むという展開をお聞きした際に、「People first」を掲げこれまで着実に事業も組織も拡大させてきたACROVEのチームであれば絶対に成し遂げられると確信しました。荒井さんの「令和を代表するメガベンチャーを作る」という創業期から変わらぬ野心のもとに集まったACROVEの皆さんと壮大な挑戦をご一緒できることを非常に嬉しく思います」とコメントした。


イーストベンチャーズ 福海道登氏