女優・グラビアアイドルとして活躍している大原優乃(21)。社会現象になったテレビアニメ『妖怪ウォッチ』のエンディングテーマを担当したDream5でダンサーを務め、解散後にソロ活動にシフトした大原は、年間30誌以上の表紙オファーが殺到するグラビアアイドルとしてブレイクする一方、日本テレビ系ドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(2019)などの映像作品にも恵まれ、女優としても注目を集めている。そんな大原にインタビューし、女優業とグラビアの両立や、それぞれの仕事にあわせた体作りについて話を聞いた。

  • 大原優乃

女優とグラビアの仕事を両立させることは、互いにいい影響を及ぼし合っているという。「先日、グラビアの撮影があり、グラビアデビューした当時から何年も撮ってくださっているカメラマンさんが『初めて鳥肌が立った』と言ってくださったんです。それは表現する側の人間としてうれしかったですし、お芝居の経験が生きているなと実感した瞬間でもありました。ふとした瞬間に何回も鳥肌が立っていて、私も鳥肌が立ちそうでした(笑)」。

グラビアでは「あまり表現しようと意識せず、その時求めてくださっているものをナチュラルに出せたら」との思いで撮影に挑んでいる大原。女優として培った表現力が自然とにじみ出て、カメラマンの鳥肌につながったのだろう。大原はまた、グラビア撮影について「みなさんが飽きないようなグラビアの写真を残したいと思っているので、細い雰囲気や所作などに気をつけながら撮影しています」とも話した。

グラビアでの経験が女優業にもプラスに働いている。特撮ドラマ『ガールガンレディ』(MBS/TBSドラマイズム枠にて4月6日スタート)では、露出度が高い衣装で、命が吹き込まれたプラモデルの役を演じたが、「この役をいただけたのもグラビアとしての大原優乃というイメージがあったからこそだと思うので、すごく感謝していますし、だからこそ自分にできることを冷静に考えて、役と向き合うことができたと思います」と謙虚に受け止めている。

同ドラマ出演のきっかけは、2019年に放送されたドラマ『都立水商!~令和~』(MBS/TBSドラマイズム枠)への出演だった。彼女の芝居を見て、同放送枠の『ガールガンレディ』で再び大原に声がかかった。「そういったご縁で作品に参加できるのは、お仕事をしている上で一番の幸せや喜びを感じる瞬間です。そういう再会が今後もたくさんあるように、一つ一つの仕事に向き合って成長できたらいいなということが、大きなモチベーションになっています」と仕事への思いを明かす。