カシオが春夏の時計新製品を発表した。基本はオンラインでの発表となったが、幸いなことに実機を直接見て触れる機会があったので、実機写真も含めてご紹介。「G-SHOCK編」に続いて、今回は「EDIFICE」「PRO TREK」「BABY-G」をまとめて掲載しよう。

掲載した写真はすべてクリックで拡大表示。価格は税込み、発売月はすべて予定。新型コロナウイルス感染症の影響によって、発売に関して変更が生じる場合があることをご了承いただきたい。

Honda Racing伝説の栄光をその手に!「EDIFICE Honda Racing Limited Edition EQW-A2000HR」

  • 「EQW-A2000HR-1AJR」。バンドはカーフレザー

高機能メタルクロノグラフ「EDIFICE」からは、もはや恒例となったHonda Racingとのコラボレーションモデルが登場。日本人ライダーの高橋国光選手が初めてロードレース世界選手権(第2戦西ドイツGP250cc)で優勝してから60周年を記念した「EDIFICE Honda Racing Limited Edition EQW-A2000HR」だ。

EQW-A2000HR-1AJRは、世界制覇を成し遂げた伝説のマシン、ホンダの「RC162」をもとにデザイン。特殊加工のアルミベゼルは叩き出しのフロントカウルをイメージしており、ダイヤルには同じくカウルとそこに描かれたイエローラインと1931年当時の旧HONDAロゴ、そしてタンクのレッドを配置した。

加えて、レーシングスーツをレザーバンドのモチーフとするなど、RC162のエッセンスを全身に散りばめたこだわりのモデルとなっている。もちろん裏ぶたも特別仕様。時計ファンのみならず、バイクレース好きなら見過ごせない1本だ。限定モデルなので、入手を目指すなら早めに予約しておいたほうが安心だろう。

  • 裏ぶたには、ホンダの象徴である「羽」を刻印

  • 「海外でも人気が出そう」と、ホンダ社内でも大変好評だとか

ベースモデルは「EQW-A2000」。正確な時刻運針を追求して開発されたTOUGH MOVEMENTや、マルチバンド6対応の電波時計、タフソーラー駆動など、機能と性能はベールモデルと同様だ。価格は77,000円で5月発売。

わずか64g! ずっと着けていられるPRO TREK「PRG-30」

自然をセンシングする本格派アウトドアウオッチ「PRO TREK」から、トレッキングやキャンパーに向けた、ジャストサイズのデジタルモデル「PRG-30」が登場する。

  • 左から「PRG-30-1JF」「PRG-30-2JF」「PRG-30-5JF」

トリプルセンサー、タフソーラーの実用性はそのままに、ケースサイズを従来品(PRG-330)よりも小型・軽量化。ケースサイズは51.6(バンド接続基部を含む)×45.2×12.9mm。重量はわずか64g。長時間での装着性も非常に軽快だ。

樹脂製のベゼルには内斜面に微細な円周加工を施し、内側からキラリと輝くメタルパーツで質感を高めた。また、従来よりもボールドで判読性の高いフォントを液晶表示に採用したことで、文字の読みやすさも向上している。

バンドはしなやかで装着感の良好なシリコーン素材のデュラソフトバンド。自身で交換できるバンドシステムにより、別売りでカラビナなどのアタッチメントにも対応する。3モデルで展開、価格は各30,800円で4月発売。

春から夏をイメージしたスケルトンカラーの「BGA-2800」

パーツを重ねた多層構造のケースデザインが特徴のBABY-G「BGA-2800」シリーズに新色が登場。カラーには、クールなブラックと爽やかなホワイト、涼し気なピンクスケルトンとホワイトスケルトンをラインナップ。キュートでボリューミーなフォルムがアクティブな印象を与え、これからの季節にふさわしいモデルとなっている。

  • 「BGA-2800-7A2JF」(左)と「BGA-2800-4AJF」(右)

  • 「BGA-2800-1AJF」(右)

  • 「BGA-2800-7AJF」(左)

耐衝撃構造や10気圧防水はもちろん、マルチバンド6対応の電波時計、タフソーラーなど、頼れる機能も装備。旅行やレジャーでも大いに活躍しそうだ。計4モデルで展開。価格は各23,100円で4月発売。

シックでスマートな雰囲気のスクエアモデル「BGD-5000U」

G-SHOCKオリジンのスタイルを踏襲しつつ、ひと回り小さいBABY-Gサイズにトランスフォームしたのが「BGD-5000」。タフソーラーやマルチバンド6対応の電波時計など、便利な機能を搭載したG-SHOCKのスクエアモデル「GW-M5610」をBABY-Gサイズに凝縮。防水性能もG-SHOCK同様、安心の20気圧防水だ。

  • 「BGD-5000U-1BJF」(左)

  • 「BGD-5000U-2JF」(右)

  • 「BGD-5000U-7DJF」(左)と「BGD-5000U-7JF」(右)

  • 「BGD-5000UMD-1JF」

そのBGD-5000をベースに、ブラック、ホワイト、ネイビーのシックでスマートなカラーのケースとバンドが印象的な「BGD-5000U」が登場。ブラック×ピンク、ネイビー×ブラック、ホワイト×ピンク、オールホワイト、オールブラックの計5モデルで展開する。

価格は、オールブラックの「BGD-5000UMD-1JF」のみ20,900円、その他は各19,800円で4月発売。

都会とアウトドア、日常と非日常が交錯する「BGD-5000UET」

  • 左から「BGD-5000UET-8JF」「BGD-5000UET-4JF」「BGD-5000UET-5JF」

BGD-5000には、ケースとバンドにアースカラーを採用した「BGD-5000UET」も登場。

都会とアウトドア、日常と非日常のクロスオーバーをイメージ。都市に生活基盤を置きながら、ときには自然の中へ旅に出る。そんなライフスタイルのユーザーに向けたモデルだ。スモーキーピンク、マットブラウン、マットグレーの3色をラインナップ。アーバンアウトドアのファッションにもマッチする。

タフソーラー、マルチバンド6対応電波時計、20気圧防止など機能や性能はベールモデルと同様。価格は各19,800円で4月発売。