日本航空(JAL)と東日本旅客鉄道(JR東日本)は3月29日、MaaS(Mobility as a Service)の推進・社会実装に向け、連携して取り組むことで合意したと発表した。その最初の取り組みとして、日本からハワイへの旅行者に向けたMaaS実証実験を、ハワイの本格的な観光再開に合わせて実施する予定だ。
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具体的な連携内容の想定
今回の連携により、これまでは旅行準備、国内・航空移動、現地滞在といったシーンごとに独立していた旅行客の体験をよりシームレスな体験に変容するべく、実証実験を通じて新たなサービスの創出に取り組んでいく。
旅行の計画段階(旅マエ)において新たな旅の楽しみ方の発見に繋がる情報・機能の提供や、旅行中(旅ナカ)にハワイをより楽しむための情報・機能、目的地まで移動できる移動手段の提供を予定している。
具体的には、JALは新たなハワイの楽しみ方につながる観光情報の提供、ハワイを楽しむためのクーポンなどの提供(アクティビティや飲食など)、布哇滞在中の移動手段の予約・手配機能の提供を想定する。
JR東日本は、モビリティ・リンケージ・プラットフォームの提供、国内における空港までの移動に関する情報提供(JR東日本アプリによる経路案内や運行情報など)、旅行プランニングサービス機能の提供を想定している。
両社は自宅から国内外の目的地までをシームレスに移動できる社会の実現に向け、まずはハワイを舞台に実証実験を実施し、その後も多様な場所や観点での連携を検討していく方針だ。なお、実証実験の開始日は未定。
