関西大学は、経済学者の宮本勝浩名誉教授が、2020年コロナ禍のペット市場の経済効果について試算した結果、「ネコノミクス」と「イヌノミクス」を合わせると約4兆9819億円であったことを発表した。

その内訳は、ネコノミクスが約2兆824億円で、イヌノミクスが約2兆8995億円。飼育頭数では猫が犬を上回るものの、市場としてはイヌノミクスの方が大きいと算出されたという。

宮本名誉教授は、「コロナ禍の2020年、人々が『癒し』を求めるためにペットを飼育する人が増加したのではないか、という仮説のもと今回の試算を行った。飼育頭数自体は予想に反して減少していたものの、新規の飼育者数については急増していることがわかった。このまま新規の飼育者数の増加傾向が続けば、今後数年間は犬も猫も飼育頭数が現状より増加することが想定される」とコメントしている。