俳優の佃典彦が、22日に放送されるフジテレビ系月9ドラマ『監察医 朝顔』の最終話(21:00~22:24)にゲスト出演する。

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最終話は、とある小学校で凄惨(せいさん)な通り魔事件が発生。朝、いつもの通りスクールバスが校門の前に到着し、バスを降りて元気よく小学校へ入っていく児童たち。そこに突然、フードをかぶった男が刃物を持ってあらわれ、小学校前にいる人間たちを襲撃して逃走。男の刃は小学校の男性教師と、ボランティアで上学校前の交通整理をしていた大学生の宇賀神秀樹(灰塚宗史)の命を奪い、2人の遺体は朝顔たちが解剖することになった。

解剖後、秀樹の父・宇賀神友則(佃)と母・美佐子(山野海)が朝顔のもとを訪れる。秀樹の遺体は男性教師よりもひどく、犯人にめった刺しにされていた。しかし、それは秀樹が命つきるまで犯人を離そうとしなかったためで、秀樹がその身を挺ていして児童たちを守ったからこそ、児童は1人も負傷しなかったことを朝顔は伝える。それを聞き、泣き崩れる友則と美佐子。そして友則は、秀樹の体における、切なすぎる出来事を朝顔に打ち明ける…。

『半沢直樹』の審査部次長・曽根崎雄也役で注目を集めた佃。今回の出演に「尊敬している時任三郎さんの代表的なドラマに出演できて、大変うれしく思っております」といい、「初の月9、初のフジTVドラマの現場で非常に緊張しました。ずっと膝が震えていました」と語る。

撮影現場については、「悲壮感あふれるシーンで、おまけに感染対策もありまして、共演者の方々とセリフ以外で話す機会もありませんでしたが、それが現場の緊張感を高めていた様に思います。平野監督の演出も的確で、技術スタッフの皆さんもテキパキしていてさすがだなと思いました」と印象を語り、「震災から10年の節目に、この作品に出演できて光栄です。最終回の台本を読んで泣けてしまいました。ぜひ、ご覧くださいませ。たぶん、僕も最終回を見ながら、また泣いてしまうと思います」と話した。

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