日立ソリューションズは3月9日、画像認識AI技術を活用し、作業現場において作業員が入退場時に所持している物品の差異を自動でチェックできる「持込持出物品チェックAIソフトウェア」の提供を3月10日より開始すると発表した。

  • 「持込持出物品チェックAIソフトウェア」の利用イメージ

同ソフトウェアは、作業員が作業現場の入場時に持ち込んだ物品の画像を退場時に持ち出す物品の画像と比較し、置き忘れや、余分な持ち出しなどのチェックを自動化する。これにより、これまで１個ずつ目視でチェックしていた物品管理作業の自動化が可能になり、現場管理者の業務負担や作業員の入退場待ち時間の低減につながるとしている。

また、ハンマーやドライバー、レンチなどの一般的な工具の画像はすでに学習済みで、企業は同ソフトウェア導入後、AIに事前学習を施す必要がないとしている。同社が自社内の検証環境で46件の画像を比較した実証実験においても、物品の増減を正確に判定できたという。なお、提供価格は個別見積もりとなっている。