那須川天心「僕の“格闘技の基本”をすべて作ってくれた」父親が独学で教えた“トレーニング法”とは?

那須川天心さん



お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。2月20日(土)放送のお客様は、格闘家・那須川天心さん。ここでは、格闘技を始めてからプロになるまでを振り返っていきました。


TOKYO FMの番組「土曜日のエウレカ」2月20日(土)放送ゲスト:那須川天心さん


◆「トレーニングが嫌で道場から抜け出したり…」
川島:そもそも格闘技を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

那須川:きっかけは、近所に空手道場があったんですけど、そこで本当に軽いノリで5歳のときに“空手をやってみるか”みたいな。そのときは別に“格闘技で強くなりたい”っていうのはなかったんですけど。

川島:“友達もやっているし”くらいの気持ちで。

那須川:そうですね。そんな感じで始めました。

川島:でも、入ったときに“あれ? この子違うな”みたいに思われることはなかったのですか?

那須川:まったくなかったですね。本当に泣き虫だし、トレーニングが嫌で道場から抜け出したりして。やる気もなくて“やりたくない!”という感じでしたね。

川島:(イヤイヤ道場に)入れられた感じがあったんでしょうね。それから、なぜ格闘技が楽しくなってくるのですか?

那須川:(道場に)学校の友達以外の同世代の子がいたので“友達ができた!”っていうことで楽しくなりましたね。

川島:とりあえず友達といることができるから続けていったわけですね。

那須川:そうですね。


極真空手をやっていた天心少年



那須川:それで1回試合に出てみたんですけど、そのときはボッコボコにされて負けたんですよ。

川島:え!? 那須川天心がデビュー戦でボコボコだったんですか?

那須川:ボコボコに負けました。そこで父親のスイッチが入ったんですよ。

川島:お父さんのスイッチが入った?

那須川:そうですね、その次の日から家の一部屋を道場にして。

川島:次の日!?

那須川:もうやばかったですね。次の日から、マンツーマンで毎日トレーニングですよ。“え、こんなはずじゃない……”って思っていたんですけど(苦笑)。

川島:火がついちゃったんですね。

◆「トレーニングはスパルタでした」
川島:そのときからトレーナーとしてお父さんの存在が大きくなっていくかと思いますが、かなり厳しい方だとお聞きしました。

那須川:結構厳しかったですね。

川島:どんなトレーニングが始まったんですか?

那須川:僕はグローブを着けて、(父親が)ミット打ちのミットをつけて……だから普通は僕が打つじゃないですか。

川島:もちろん。

那須川:そうじゃなくて、ミットが打ってくるんですよ。

川島:“キャッチャーが投げてくる”みたいな。

那須川:そうです(笑)。しかもミットって硬いんですよ。それが僕の顔や体をめがけて思いきり打ってくるので。

川島:基本は、コンビネーションを練習する際、“ワンツー”をした後にトレーナーのほうが頭をなでるようにやる。あんな感じじゃないですか?

那須川:あんなんじゃないですね。(ミットで)“ワンツー”をしてきます(笑)。

川島:それは話が違いますよね(笑)。

那須川:そうですね。でも“こういうものだ”と思って、ずっとやっていたんですよ。それで、(トレーニングも)いつ終わるか分からなかったですし。1時間で終わるときもあれば、夜中までやったりするときもあったり。

川島:お父さんが納得するまでという感じですか?

那須川:だと思います。

川島:かなりスパルタだったと。

那須川:スパルタでしたね!

◆「中学2・3年からプロを視野に」
川島:天心さんから見てトレーナーとしてのお父さんは、どんなところがすごいと思いますか?

那須川:本当に“僕の格闘技の基本をすべて作ってくれた”というか。

川島:元々お父さんも格闘家だったわけですか?

那須川:格闘技は一切やっていないですね。

川島:一切やっていない!?

那須川:「昔ちょっとかじったことがあるくらい」っていうふうに聞きました。

川島:だけど、トレーナーとしての理論を天心さんにぶつけてくるわけですよね?

那須川:独学というか、一緒に作ってきた感じですね。それで中学校くらいになると、やらされている感覚じゃなくて自分からやるようになりましたね。

川島:勝つために。

那須川:そうですね。そして、中学2・3年辺りからプロを視野に入れていたので、そこに向かって自分でトレーニングをしました。プロになるために高校を選んだりもしました。

川島:そっちにシフトしたわけなんですね。中学校のときも、もちろん試合があるわけですよね?

那須川:そうですね。アマチュアの試合とかもあります。

川島:そこでの成績はどうでしたか?

那須川:多分100戦以上していますが、2、3回くらいしか負けていないです。

川島:へぇー!

那須川:負けた選手は階級が上の選手ばかりだったんですけど。父親の持論というか、こだわりがあったのか分からないですけど、僕の体重よりプラス5キロ重い階級で必ず(試合に)出るんですよ。

川島:それは、かなり厳しい戦いですよね。

那須川:厳しかったですけど、そこでもしっかりと勝てたので。

川島:結果、良かったということになるわけですね。

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次回3月6日(土)のお客様は、ジャーナリスト・丸山ゴンザレスさんです。どうぞお楽しみに!

<番組概要>
番組名:SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~
放送日時:毎週土曜 17:00~17:55放送
出演者:川島明(麒麟)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/wonderfuljourney/