ダイハツ工業は4日、教育プログラムの実施やエキスパートの養成などを通じAIの全社普及を目指すことを明らかにした。

ダイハツ工業公式Webサイト

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同社は昨年12月より全スタッフ職を対象としたAI啓発研修を開始。基礎知識の習得を進めてきたが、今後はより高度なAI活用を検討する部門に対し専門研修"AI道場"を実施する。それぞれの持場でさらに高度化していくことでAIエキスパート人材を養成する構えだ。

2020年からは開発中のエンジンの計測試験で発生するノッキング(異常燃焼)音をAIで学習し自動識別させる取り組みを開始、今年の1月からはAIツールを活用した車両取付部品の物体検出を可能とする仕様検査自動システム(京都工場)、プレス部品の精度検知システム(本社池田工場)開発など生産・開発の場では、AIを活用したシステムの開発や導入が進んでいる同社。今後は、さらに裾野を広げることで"誰でもが当たり前にAIを活用できる"組織を目指す。